詩と暮らす【#シロクマ文芸部】
詩と暮らすように生きる日々。ハードカバーのゴムバンドが付いた小さなノートを買ったのが、きっかけだった。
はじめは誰にも話せない心の内を書き殴っていた。そのうちそれは詩になり、暮らしの一部になっていった。
詩を書くようになって、植物を育てるようになった。成長する喜び、花を咲かせる喜び、枯れていくさびしさ、すべて詩に込めた。
料理をしたり、掃除したり、仕事したり、生きるすべてが詩になった。
詩を書いていることを知った知人が、作曲をしている人を紹介してくれた。
らら……
詩はメロディーが付き、音楽になった。
その歌を私は愛し、優しい伴奏とともに口ずさむ。
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