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夢見るそれいゆ 105

自宅近くのバス停で降りて、家まで歩いた。
親が先に帰ってきているのだろう。家の中が明るい。

玄関を開け、「ただいま~。」と言った瞬間、
パパが抱きついてきた。
「ひなのバカ!心配したんだぞ!!」
と帰って早々、怒られた。

訳もわからずにいると、ママが、
「学校から夕方に『行方不明の生徒がいるから、気をつけるように』って通知が入ってきてね、パパはひなちゃんのスマホに電話したのよ。電話繋がらないから、私達心配したのよ!」
と説明してくれた。

「あ…、県警の人と会う前に機内モードにしたままだ。」
私はスマホを取り出し、機内モードを解除した。
10分おきにパパとママから着信が入っていた。

「あと1回かけて、繋がらなかったら110番しようと思ったんだぞ。」
「心配かけてごめんなさい。」
私は、両親に心から詫びた。

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