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認可保育園を年度途中で、2度転園した話。

5月に入り、新入園や新生活が始まって1ヶ月が過ぎました。慣れたかな?のタイミングでまとまった休みが来るGW。

慣らし保育からようやく泣かなくなったのにな、と思っていたところで連休がくるので、また振り出しに戻ったと感じるママもいらっしゃるのではないでしょうか。

2022年は5/2月と5/6金に休暇を取ると、最大10連休。暦通り、土曜日も通勤という保育園児をお持ちのワーママさんもいらっしゃいますが、GW中の平日は、周りのお友達も長期休暇を取ってお休み、クラスの人数が少なめと通常と少し違う雰囲気があります。今日はGW明けの月曜日ということもあり、通常の日常に戻る雰囲気の朝でした。

さて、初めてのnoteは、ちょうど3年前の5月に2人目の我が子が保育園を転園した経験があり、あれからもう3年かぁと思い出したので、保育園の転園についての体験話です。

転園経験はきょうだいで合わせて3回

やっとの想いで保活から解放されて、安心して入園した保育園。家庭の事情によって、引越しであったり、認可外保育園から認可保育園への内定であったりと様々な事情で転園されるご家庭があります。我が家もその中のひと家族。

我が家の子どもは二人、それぞれに保育園の転園経験があります。慣れた保育園からの転園は、親も子どもも多かれ少なかれ負担がありました。一度入園した保育園でお友達や先生に慣れてから別の保育園への転園した実体験をご紹介します。

1回目の転園

我が家の場合は、一人目が1歳のときに分譲マンションを購入したので、新築の一斉入居に合わせて引越ししなければ行けないことが決まっていました。初めての入園から1年5ヶ月後の翌年9月の入居。

1歳児クラスの年度途中ということもあり、9月に転居先から転居元の保育園に通うにはどうしても無理があり、4月入園に合わせて転居先の区内の認証保育園に転園しました。

2回目の転園

2回目の転園は、一人目の子が1歳児クラスの10月に年度途中に認可園の保育園に内定が決まったので、自宅から自転車7〜8分のところに転園しました。

初めて経験した保活が激戦も激戦な地域でしたので、認可保育園の入園手続きは新居に引っ越したときと同時に行っていたものの、年度途中で認可園に入園できるなんて全く思っていないタイミングでの連絡でした。

仕事中に知らない番号から着信があり、取ってみたら認可園の保育園責任者の方からの電話。「あぁ、これで認可の保育園に入れるんだ!」という喜びと一緒に通園中の認証保育園の先生やお友達と離れてしまうという複雑な感情が湧き上がり、涙が出ました。
子どもの方が複雑なのに、私が泣くなんて…。

3回目の転園

私からすると3回目ですが、二人目が初めて転園。二人目にしたら初めてのことばかり。

上の子と同じ認可保育園に内定が決まったため、認可の小規模保育園から認可の公立保育園に転園することになりました。

4月に0歳児クラスから1歳児クラスに進級して、ようやく新しい担任の先生に慣れた頃の4/18に転園が決まりました。認可の内定通知は、ある日突然です。

4月の一斉入園で内定が決まらなかったので、2月の保留結果に落ち込み、認可保育園に1歳児クラスの年度途中入園が出来ると思ってもいなかったので、園長先生から直接言われたときは、思わず声をあげて園長先生と握手してしまうほど喜んだ過去があります。

自治体が違う転園の大変さ

ちなみに、我が家は都内在住です。一人目のときに都内で区を越えての引越しに伴う転園となりました。転園のための準備は、書類関連だけでなく、距離の大変さもあります。

保育園転園のための書類の準備

都内の場合、認可保育園は、各自治体に申込みをします。認可外になる認証保育園もしくは無認可保育園は、園によって申込みの申請に必要な書類が異なります。

認可保育園は、自治体つまり区役所に申請が必要です。大きく申込み内容や書類が変わる年があるので、その自治体の保育利用案内を確認して、会社に就業証明書の書類を発行してもらったり、5枚ほどある入園申請書類を書いたりと準備をしました。

認証保育園は、見学の際に申込みをするか保育園側から確認があり、必要だったら連絡先を伝える程度でした。書類は入園後に記入だったので、そこまで書類に対する大変さはありませんでした。

ただ、認証保育園や無認可保育園の申込みはそれぞれの園に直接する必要があるので、見学の申込みや問い合わせの方が大変だった記憶があります。

引越し元から引越し先の距離

転出先は電車で1時間弱の場所ということもあり、保育園見学だけでも毎回大変でした。まとめて出来れば良いですが、保育園との日程調整が必要なため、土曜日に行うことになり、別々の日に何度も引越し先の地域に電車で通いました。

だいたいこんなとき、我が家の場合は、夫の出番はなく、子どもの母である私が保育園探しや見学、申込みの一手を引き受けることになります。

平日は働いていて、朝夕どちらもバタバタなワンオペ育児、休日には歩きたて1歳児の相手をしながらの情報収集や保育園探して、見学に足を運んでいたので当時は大変でした。
転出先の保活については長くなるので、また別の記事にしたいと思います。

きょうだいで別の保育園に通園

二人目のときは、上の子と一緒の保育園に入園したかったのですが、年度途中入園のため「空きなし」で叶わず。0歳児クラスの秋頃に育児休業給付金の金額の少なさに切羽詰まって、空きがあった認可の小規模保育園に入園が決まり、上の子とは違う保育園に入園しました。

加点対象のきょうだい枠の効果はなし

私の住んでいる自治体は「きょうだい枠」があります。ポイント制なのですが、きょうだいが通園していると1ポイント加点となり、勤務時間が同じで親が遠方で保育に欠けるなど同じ条件の方よりも1ポイント加点されます。

加点があるから有利だろうと考えていましたが、4月の一斉入園に内定できず、0歳児入園した半年後に上の子と同じ保育園へ転園しました。

小規模保育園入園と同時に転園届けを提出

二人目の時は、転園手続きに必要な書類については、1度上の子のときに経験していたこともあり、割とスムーズに。小規模保育園に入園が決まったとほぼ同じタイミングで転園届けも出していました。

転園届けを一目散に提出した理由は、小規模保育園で2歳児クラスまでしかないため、3歳児クラスの前に転園が必要だったことと、なんといっても2箇所の保育園を毎日天気関係なく通園しなければ行けなかったことが大変過ぎてたためです。

転園届けを出した後は、書類の大変さうんぬんよりも、お世話になっている小規模保育園の先生たちに後ろめたい気持ちが強かったです。転園手続きが悪いことでは全くないのですが…

4月一斉入園は叶わず、4月終わりにたまたま引越しされる方がいて、1歳児クラスの5月に途中入園することが出来ました。

このとき、小規模保育園には半年間ではありましたが、支えていただいた担任の先生や園長先生に感謝の気持ちと転園するということは、転園届けを出していたんだなと思われているのではないかという後ろめたさを感じました。

けれど、園長先生には「お母さんの毎日の保育園の送り迎えやお子さんのことを考えると、1日でも早く上のお子さんと同じ保育園に通園できた方が絶対に良いから、今回、転園が決まって良かったですね。寂しいですが、後々のことを考えても運も良かったですよ。」と言っていただきました。この言葉は、私の後ろめたいと感じていたモヤモヤが救われた気持ちでした。

子どもの保育園転園から学んだもの

子どもを安心して預けられる場所がありがたいことに見つかり、そのときそのときで大変だと感じながらも、子どもの順応性に助けられてきたと感じます。

我が家の子どもたちは、親である私たち大人の事情で、転園することになりました。小さな子どもなりにお友達と離れてしまうこと、慣れている先生や場所、環境が変わってしまうことはとても不安だったと思います。大人の私が考えただけでも大変だと感じますし、辛い思いをさせたなぁ、と感じます。

けれど、それぞれの入園・転園した保育園の先生方が温かく迎え入れてくれて、お友達の仲の橋渡しや食事、お昼寝、着替えなど日中の時間を大切にしていただけたからこそ、子どもたちは親と離れている時間を乗り越えることが出来ました。

保育園の存在はありがたく、素晴らしい先生や縁に巡り会えたのは、子どもたちの運の強さだとも感じます。

保育園転園の経験から学んだことは、子どもは子どもなりに強く逞しく、はじめは不安で泣いてしまうかもしれませんが、自分で環境に適応する力があるということです。

もちろん、当時は私も、泣く我が子を置いて仕事に行くたびに胸が締め付けられました。辛い思いをお互いにしながらも、私自身は、子どもを信じることの大切さも一緒に学んだと思います。

しばらく時間が経って、子どもに転園する前の保育園の話をしたことが何度もありますが、子どもは覚えてはいません。

「イマの保育園」が楽しいようで、幼さもあるとは思いますが、記憶に全くないのは、良いのか悪いのか…どちらでもないのかも知れませんが、子どもの反応から感じたのは、保育園の転園で環境が激変しても、「時間」が解決してくれて、子どもの適応力と順応性によって環境に馴染んでくれる時が来るのだと思います。

これから保育園入園を迎える予定の方や転園される予定の方の参考になると幸いです。

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