<主宰のあいさつ> 2月ぶりに、アトリエ春風舎という劇場に小さな光が灯ります。 私たちにとってこの半年間は「劇場」という空間がどのような場所だったのか、改めて考える時間になったと思います。 生活の一部として当たり前に存在していた場所を失った私たちの生活は、文字通り破綻し、思わぬ長い休暇を余儀なくされました。 その良くも悪くもぼんやりとした長い夢のようだった時間を糧に、作り上げた演劇です。 今、劇場を開くという事、オンラインでなく劇場で、観客の目の前で演劇を上演するという事につ