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『三日月』12月号

『三日月』会報を読む

川越歌澄さんの三日月 会報
毎月 手作りの誌面に可愛いポストカードが届く。
川越さんは私の好きな俳人 俳句センスの良さかとても心地よい。

三日月 12月号を読む 川越歌澄さん
今月の一考先生の一句
点ずれば寒灯消せば雑木林 一考

微熱 川越歌澄 4句抽出
小鳥来るやうに雨来る樺林
太陽をまとふ白樺今朝の冬
砲身の奥の微熱や冬紅葉
風呂吹きの寄添ひあひて盛られけり


わが影のながながと伸び秋惜しむ 影法師
福石に小石積み在る小春かな きよみ
淡々と木守柿ごと倒さるる 文子
熟成の進むチーズと秋惜しむ かほり
綿虫の無法の中に紛れ込む 昌子
さらさらとコキア半分ほど紅葉 昌弘
テーブルに広げて選句鵙猛る 喜代持
ひめごとや竜胆の紺深くして 伊藤黎
ブランデーチョコおやつに冬日和 十八番
荒走り雪花菜の小鉢ちよいと出て 友水
たつぷりと母に茶を出す冬隣 悦子

今月の本の紹介 『俳句と遊ぼう』
中村千久著 文学の森

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