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金は上手く稼ぐよりも上手く使う方が合理的。難しいですけどね^^
年収600万円の人が、年収300万円の人と比較して、2倍の「欲しい物」を手に入れているかは大いに疑問なのです。
普通の人は、欲しいものとは結局は幸福です。そして多くの研究が、幸福度と収入の相関は小さいと結論しています。
年収300万円の人の方が、より多くを得ている可能性も、そこそこあるのです(注1)(注2)。
注1:これも行動経済学者が明らかにした事ですが、ほとんどの人は「自分が何に幸福を感じるか」を知りません。そもそも「幸福を感じるポイント」が人によって異なると知りません。何となくみんな同じと思っている。例えば大きな家と高級車ですw。
だから無駄な出費が多いのです。
大枚をはたいて買ったけれども意外と嬉しくないって、多くないですか?
しかも直ぐに飽きるでしょ?
タワマンとか、レクサスとか本当に買って満足していますか?
後悔はしていないと自分を誤魔化していませんか?(笑)
これも行動経済学者の研究結果ですが、人は「素晴らしい物」を手に入れても、その幸福感はすぐになくなるらしい。これが理由で、結婚相手を(人間関係を重視せずに)「スペック」で選ぶ人は、離婚が多いようです^^;
注2:実は年収が多い人は、年収が多いこと自体が好きなのです。欲しいものがあるから頑張って働いているのでは無い。これはマウンティングの話です。高収入は承認欲求を満たす。
これはこれで悪くはないです。ただし承認欲求が強いならば、という条件が付きます^^
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1000円の食事が500円の食事より「上」とは限りません。実態としては、むしろ逆の方が多いでしょう。一人で外食するよりも、自炊した料理を家族と食べた方が、大抵の場合は幸せです^^
また、誰かと仲良く会食したければ、キャバ嬢さんと店外デートするよりも、妻子と自宅で食事をした方が、遙かに安いです^^;
敢えて断言しますが、食事の幸福度は料理の質ではありません。誰と食べるかです^^
それは海原雄山では無いでしょうw
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話はもっと一般論になりますが、商品価格と商品の価値の相関関係はそれほど高くないです。カーネマンが看破したように、人間は合理的判断をしないからですw
多くの人は、高い商品は価値があると思って高額を払います。でもキャビアよりもタラコの方がうまいです。少なくとも私はそう思いますw
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自動車はどうでしょう。500万円の車に本当に乗りたいですか?
ヴィッツで良くないですか?
これまたレクサスやBMWに高価値を見出す人がいます。分かってやっているなら構いませんが、「高額だから」という理由で選ぶ人も多いです。
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実のところ、高額の商品を買う人の動機は、高額の商品が好きだからという場合が少なくない。これは思い当たる節がある人も多いでしょう^^
それはそれで悪い事ではないです。それが幸せだという人もいるでしょう。
でも、そうではない人は他人の価値観に合わせる必要はないです。いわゆる「普通の生活水準」なんて幻想です。そんなものは存在しません。一部の「金持ち」が「普通」のイメージを大きく引き上げてますしねw
「うちは平均以下だ」なんて落ち込むことは無い。あなたが幸せならば、それがあなたに適した生活水準です^^
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