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MMTは言い出しっぺの米国では3年前に終わった話でした^^;

この件は自己解決しました。

 MMT は2018年に、当時の米国野党である民主党が、トランプの増税/緊縮財政に反対して減税/財政支出拡大を提言するために持ち出したものです。
 その時には異端だが新しい理論だということで、一時的に話題となりました。しかし、その流行は1年程度で終了し米国ではすでに忘れ去られています。役に立たない話として終了です。

 一方、日本ではたまたま消費税増税議論が盛んだったので、増税反対の人間がこれに飛びつきました。そして今もまだこだわっているというのが実情のようです。
 米国ではもう決着がついています。トランプ政権が倒れて、MMT の言い出しっぺの民主党が与党になったので、もはやこの話は出てきません。このような異端の説を持ち出さなくても、支出拡大をやりたければやれるからです。

 なおヨーロッパでは一時的にも話題にならなかったようです。

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 ちなみに
「貨幣を大量発行して過剰なインフレが起こったらどうするのか? 」
という疑問に対するMMT 論者の解答は
「そうなったら増税して、なおかつ緊縮財政に移行する」
というものです。
 けれども、インフレをそんな自由にコントロールできるはずもない。過去に成功した例は少ない。リスクが大きすぎます。
 また、そもそもいずれ増税、緊縮財政に移行するのがほとんど前提になってるので、減税と財政支出拡大を望んでいる人々には価値がないとばれてしまいました。だからわずか1年で忘れられたのでしょう。

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おまけ
 経済分野の流行は、日本はだいたい3年遅れで米国を追いかけています。だから、そろそろ日本でも MMT の流行は終了するでしょう。ちょうど3年経ちました。


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