過度の長寿命化が政治の劣化の原因と思います
人間の精神は老化します。これは避けられない。精神的能力が下がると、ヒトは視野が狭くなり、自分の事とごく近い将来の事しか考えられなくなります。
別に性格が悪くなって自己中心的になるわけではない。思考の対象範囲を狭くしないと、精神的な処理能力が足りないのです。
老害と呼ばれる人々がいます。彼らを責めても始まらない。彼らは単に年老いて社会的能力を失った人々なのです。責めたところで何も変わりません。
問題は彼らが選挙権を持っている事なのです。日本人はこれほどの高齢者が大量にいる社会を経験したことがない。だから、それに合わせた政治体制を作っていません。
選挙の趣旨を考えると、判断能力を持たない人に選挙権を与えてはいけないのです。
それを否定するのならば、未成年にも選挙権を与えるべきだ。具体的な話をするならば、80歳の老人よりも中学生の方が判断力が低いかというと、非常に疑問です。私は中学生の方が判断力が高いと思います。だから、中学生に選挙権を与えない以上は、高齢者から選挙権を奪うという選択肢はあります。
しかし、現実にはこの法案ができたとしても、高齢者が猛烈に反発するでしょうね。そして高齢者は数が多いが故に、この法案は通りません。これは構造的問題です。
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