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トルコで財政赤字脱出が始まった。インフレです。
国の借金を減らす簡単な方法がインフレだ。トルコ国債の負担はトルコリラの価値が下がれば、実質的に減額だ(注1)。
注1:その極限がハイパーインフレで、トルコリラの通貨価値がゼロになれば借金は(実質的に)ゼロになる。
そのときに利用できる「場当たり的で効果がすぐ現れる方法」が法律による強制的な賃上げです。
エルドアン大統領はなんと2022年に賃金を1.5倍にすると言い出した。
たしかに短期では国民は得をした感じになるでしょう。しかし、これが通用するのは1,2年だけだ。
企業は人件費が増えれば商品価格に転嫁する。もしくは倒産する。供給の減少も加わり、物価は上がるから消費者の購買力は上がらない。
また、賃金が高くなれば企業は払えなくなるから採用は減る。多くの事業は採算が取れなくなるので起業も減る。
雇用が減るのです。
だからエルドアン大統領の政策は場当たり的な「国民のご機嫌取り」に過ぎません^^;
ぶっちゃけ選挙対策でしょう。次の大統領選挙が2023年にあるのです。
トルコリラ最安値 株式市場、売買一時停止https://t.co/1qCL6gFyxg
— 日経電子版 国際 (@nikkei_intl) December 18, 2021
トルコ、最低賃金50%引き上げへ リラ急落に伴うインフレ率は21%を突破 来年には30%に達すると予想 =ネットの反応「パン買いに行くのに札束持っていく時代の到来かw」「スワップを結んでいる韓国さんが救ってくれるよww」 https://t.co/8i1UeMVrHm
— アノニマス ポスト ニュースとネットの反応 (@anonymous_post2) December 18, 2021
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