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人付き合いが上手になる「病気(?)」がある。ケーススタディ

脳にある扁桃体が機能障害を起こすと「対人恐怖」がなくなるらしい。と言うか、「恐怖」「不安」は扁桃体が持つ情動機能なので、これが壊れると恐怖を感じなくなる。

この扁桃体が明確に壊れている患者がいた。MRIで発見された。この人物が異様なまでに「コミュニケーション強者」なのだそうだ。誰とでも仲良くなれる。誰が相手でも、平気で話しかけて、なおかつ相手に好感を持つことができるらしい。

しかし、これは広義では病気だ。対人不安は必要だから、本能として存在する。裏を返すと、対人不安を感じない人は絶滅した。そりゃそうだ。この「患者」も騙された経験が豊富にあるとのこと。ちなみに3児の母親だ。でも、子供を3人も育て上げたのだから、結果的には失敗していない。

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それはそれ、このケースは、たまたまMRIで明確に障害があることがわかった。しかし、そもそも扁桃体の機能など、個人差があって当然だ。人の身長は140cmの人もいれば190cmの人もいる。

問題は、身長を努力で変えられないように、おそらくは扁桃体の機能も努力では変えられない。「対人不安」をどの程度の強度で感じるかは、遺伝子か、3歳ぐらいまでの経験で決まるようだ。

私は閉所恐怖症だが、これを訓練で治せるとは思っていない(治す必要も感じないが)。たぶん、人付き合いに恐怖を感じる人は、訓練で克服できると考えない方がいい。恐怖を克服する方法やコミュニケーション技術を学習することは、可能だろう。しかし怖いものは、いつまでたっても怖いはずだ。そこにこだわるよりは、別の生き方を探った方がいい。

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これは私の価値観だが、人はそれぞれ自分の得意な分野で勝負するのがよいと思う。できないものはできないと、適当なところで諦めて、できること(得意なこと)をやった方が、人生はハッピーになる(と思うw)

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おまけ

おそらくは風俗には「扁桃体がぶっ飛んだ」女性が少なからずいる。誰でも好きになれるらしいのだ。天職でしょうねえ^^ 

ただ、彼女たちは余りにもお人好しで、すぐに客に騙されるので、私は心配でしょうがない^^;

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