Amazonは中国に利するか?:興味深い展開。
XiがAmazonの書籍レビューを閉鎖させた。批判を防ぐためだ。
ベゾス氏がCEOを降りて、いくつかの興味深い事実が表に出てきたようだ。
Xiがアリババを潰しにかかっている。Amazonにしてみれば大チャンス。というか、AmazonがXiに持ちかけて、アリババを潰させたのだろう。
なお、Amazonから見たら、中国市場の書籍販売などどうでも良い。商売だけを見るならばXiの命令に従うのは当然だ。
Amazonが欲しいのはクラウドの市場だ。AWSのこと。Xiはこれに食指を動かしている。
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一方で、米国防総省のクラウドシステムの契約が、今は宙に浮いている。これは100億ドルの巨額案件であるだけではなく、連邦政府のデファクトスタンダードになれば、その数十倍の収益に繋がる。
しかし、Amazon/AWSはMicrosoft/AZUREに負けた。一度は。
実はこれはトランプの指示だ。でもトランプがAmazonを嫌ったのは裏に中国がいたからではない。ベゾスがワシントンポストのオーナーだからだ^^:
色々とややこしい。
Amazonが国防総省の契約から排除された理由が、トランプの私利私欲にだったので、Amazonが訴えMSの契約は白紙に戻った。
そして、今はAmazonとMSが競り合っているはずだ。
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しかし、Amazon AWSが中国共産党と契約などしたら、米国防総省としては「冗談じゃない」となるだろう。中国政府と米国防総省が同じクラウドを使うなどあり得ない。
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さらに、今の世界情勢でAmazonが中国にすり寄ったら、米国だけではなく、欧州からもボイコットされかねない。ただでさえEUでは巨大ハイテク企業は嫌われ、独占禁止法違反もしくは個人情報保護で叩こうと多くの政権が狙っている。
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はたしてベゾス氏は何を考えているのか?
わからない^^;
一つの解釈は、ベゾス氏は中国に取り込まれたというものだ。中国はもちろんベゾス氏をターゲットにしたはずだ。しかし、ベゾス氏はプライベート情報を明かさないので、これに関してはほとんど何も分からない。(注1)
注1:ベゾス氏は1年ほど前に離婚しているが、あるいはハニートラップが原因なのかもしれない。
なおFacebookのザッカーバーグCEOの妻は中国系米国人です。両親は華僑。
なお、ベゾス氏はCEOを退いたが、依然としてAmazonの筆頭株主だ。Amazonの経営方針を決めるのはベゾス氏です。
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