見出し画像

人の適正寿命は60歳ぐらいでしょう。

  というか、進化論の文脈で考えると60歳ぐらいに落ち着くと思います。
  理由は、それ以上の高齢には進化的な優位性がないからです。60歳とは孫を持つ年齢です。そこで社会的生物としてのお役目は終了です。

 もっと具体的な事を言うと、60歳で死ぬ人と80歳で死ぬ人の子孫の数は基本的に同じです。だから長寿の遺伝子は増えません。
 逆に40歳で死ぬ人には、孫が生まれない可能性が高い。子が成熟するまで育てられないからです。

***
 現代日本においては、逆に80歳の方が子孫は少ないはずです。なぜかと言うと、子供が老人介護に追われて孫を産み・育てる時間がないからです。
 これはすでに社会現象として顕在化してきていて、「親の介護が理由で結婚しない適齢期の人」はかなりいます。

******************

おまけ

 国家の単位で考えると、高齢化社会は人口が減ります。これは既にそうなっている。
 逆に短命の国は人口が増える。平均年齢が若い国では労働人口の割合が大きくて、経済は発展し子供を多く生みます。典型例はインド。

 だから世界全体を見ると老人の割合は減る。具体的に言うと日本やヨーロッパの高齢者人口は減り、アジア・アフリカの子供が増える(増えている)。

 簡単に言うと短命の集団は出産数が多い。すなわち人類全体の平均寿命は(ある点に達すれば)自ずと短くなります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?