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野菜は健康にいいってホント?:昔の人は食べていない^^;

 キャベツ、ニンジン、ダイコンを日本人が食べるようになったのは、江戸時代以降です。
 野菜は食材としては「高級品」だからでしょうね。同じ面積の土地ならば、稲や小麦の方がずっと生産性が高い。野菜はとにかくカロリーが低すぎて主食にはならない。自給自足が前提の農家では作らないでしょう。
 またデンプンを食べる昆虫は少ないが、野菜を食べる昆虫は多い。無農薬で栽培するのは難しかったでしょう。

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 数十年前まで、典型的庶民には、丼数杯もの野菜を毎日食べるのは、無理だったはずです。高額すぎる。
 これは食糧が満ちあふれた現在ですらそうだ。サラダを大量に食べると食費が何割も増える。だから弁当や外食は野菜が少ないのです。

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 というわけで厚生労働省や小学校は、野菜を食え食えと言いますが、実態として多くの人は野菜を食べていない。
 まあでも、そこそこ元気に生きてますね。
 実は私も子供の頃から野菜が嫌いで、ほとんど全く食べないのですが、特に持病も無く生きてきました^^;

 おそらくは食べる方が良いのは本当なのでしょう。しかしそれは「毎日10km走ると健康に良い」と同レベルの話で、現実には大差ないようです。

 そもそもヒトが野菜を食べるようになったのは、この数百年のことであり、人類は50万年間にわたって野菜を食べずに進化しました。だから人体は野菜を食べるようには出来ていないのです^^;

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 また、こういうことも言える。
 多くの子供は肉や魚は好きなのに、野菜が嫌いだ。なぜでしょうね?
 これは進化の文脈ではとても妙なのです。仮に野菜が生存に有利であれば、野菜嫌いの家系は絶滅したはず。放っておいても喜んで子供が食べるようでなければ、厳しい生存競争は生き残れない。
 と言うことは、つまり野菜は生存に不要なのです。

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 私は、日本の「野菜を食べましょう」の風潮には商業的な動機付けが有ると思っています。特に海外と比べると日本の農業は脆弱です。付加価値の高い農作物を作らなければ産業として壊滅する。その対応策が野菜だったのだと思います。(注1)

注1:この辺りは「牛乳飲め飲め」と似たような背景じゃないかと思います^^;

 今日現在の世界を見た場合に、食糧政策で野菜が問題になることはありません。野菜の位置づけは低いのです。
 たぶん、嗜好品に近いでしょう。茶や香辛料、コーヒーと同じ位置づけです。
 例外は、イタリアのトマトぐらいですかね^^;

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補足
 たぶん、繊維質を摂るのが良いのは本当だと思います。50万年にわたって、ヒトは木の実を準主食としてましたから。
 だからアーモンドなどを食べるのが良いんじゃないですかね。サラダと違って食べるのが簡単です^^
 私はミックスナッツとファイブミニで、繊維質を補充してます。便秘にはなりませんw


 

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