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ボーイングも、もうダメでしょう。安全コストが巨額化。
コロナとか事故の損失はきっかけに過ぎない。
事故でネガティブな印象がつくと、安全対策費が膨大に膨らむ。
いい例がスペースシャトル。本来は低コストの有人宇宙船というコンセプトだった。しかし2件の墜落事故の後に、整備運用コストが膨大に膨らみ、最終的には打ち上げコストが15億ドル/回にもなった。
これはヨーロッパや日本の商用衛星打ち上げロケットの10倍だ。プロジェクトとしては大失敗に終わった。
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おそらくB-737MAXは、今後は売れば売るほど赤字になるか、高価すぎて誰も買わなくなると思う。
AIブームが終了して、「コンピューターに頼った飛行機が安全」という神話が崩れたのも大きいだろう。
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追い打ちをかけるように、コロナのせいで海外旅行ブームが終了してしまった。
そう、海外旅行は流行りものに過ぎないのです。旅行産業が総力を上げて「海外に遊びに行くのは当たり前」とキャンペーンを打った結果が現在です。(注1)
注1:これってバブルの頃のスキーブームと同じです。あの頃は若者は毎年何回もスキーに行くのが当然とされていた。
これを仕掛けたのは、おそらくはコクド(苗場プリンスホテルのオーナー)と電通でしょう。
しかし、そもそも人間には「他国を遊びで見に行く」という発想はなかった。
ほんの50年ぐらい前は、大金持ちだってわざわざ海外旅行などしなかったのです。だって冷静に考えてみれば特に楽しいものでもない。
あれは一部の「旅行がとても好きな人」のための娯楽なのです。
今後は登山と同じ位置づけになるでしょう。
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更に付け加えると、旅客機のビジネスユースも「オンライン」が当たり前とみなされるようになったので、もはや明るい材料はない。
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現実に、エアバスはA-380の生産を終了した。利益が出ないし、今後も出る見込みがないのです。
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グレタちゃんも飛行機はダメって言ってますしね^^;
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追記
そもそも旅客機事業はこの数十年で片っ端から潰れたのです。ロッキード、グラマン、マクダネル、ダグラス、シコルスキー、ノースロップ、デ・ハビランドなど屍累々です。
ギリギリでようやく生き残ったのがボーイングです。
実は大型旅客機の市場は1970年には、ほとんどオワコンになっていました。あの有名なジャンボジェット機(B-747)の初飛行は1969年です。あれが今でも飛んでいるし、A380が失敗に終わった今、あれを超える機体はB777しかない。
そしてB777の「良いところ」は、ほぼ燃費だけです。
大型機の開発は、実質的には1960年代に終了して再開していません。「夢の超音速機コンコルド」も初飛行は1969年で、それを最後に超音速旅客機は開発されていません。しかもコンコルドは20年前に全て引退しました。
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