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福島4号機に水はあるか?:なぜその程度の事がわからなかったのか?

私が常々不思議に思っているのはそれ。水位センサーなんて安い物だ。予備を含めて各所に10カ所ぐらい着けておけば良いのに。

特に、「ある水位よりも上か下か」ならば、浮きと電気スイッチがあればいい。こんな単純な装置は故障するのも難しい。取り付けたところでデメリットはほとんど無いはずだ。

どうも、設計の基本思想が怪しいのだ。フェイルセイフを理解していないのか。どうやら「水位計は一つで十分」と判断した人がいる。二つ目の必要性を考えもしなかったようだ。しかし機械は故障するし、想定外のことは常に起こる。だから、高い信頼性を必要とする設備では、ほとんどの場合に冗長性が必要なのだ。 

作ったのは日立だ。GEの設計をベースにしたとWikipediaには書いてあるが、細部を詰めて製作したのは日立だ。(注1)

注1:興味深いことに、Wikipediaには日立の名前は出てこない。日立サイドが編集したのだろう。


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