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世界には18億人のモスレムがいることになっているが、彼らはコーランを読まない。

ものすごく雑なまとめ方をしますが、本来の意味でのモスレムは、現在はほとんど存在しないようです。彼らはイスラム原理主義者と呼ばれています。
多くの「テロリスト」が属しているという、あれです。

彼ら(原理主義者)はイスラム教の教義に忠実だ。コーランには異教徒は認めないと書いてある。つまり改宗させるか殺すしかない。共存はできない。
だから彼らはキリスト教圏でジハードを繰り返す。それがキリスト教徒からはテロリズムと呼ばれている。

しかし、そのような思想を持った人間は、現代世界では生きていけない。だから彼らは、かなりの少数派であり、頻繁に欧米諸国と戦っている。例えばタリバンやISISがそれです。

じゃあ18億人もいる、いわゆるモスレムと言われてる人たちは何かと言うと、普通は単に「イスラム教指導者をリーダーとする人たち」を指します。
そして、そのイスラム教指導者はコーランは読みますが、それに厳密に従ってはいない。

こうやって現代のなんちゃってモスレムは、欧米文化との折り合いをつけているのです。

だから、彼らをモスレムと呼ぶのは、やめたほうがいいのかもしれない。

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参考

米国(米軍)がアフガニスタンを放棄したので、あの国はタリバンの国に戻るようです。

もちろん、この裏には中国がいる。インドと敵対する中国からすると、アフガニスタンが米国側では非常に困るのです(注1)。実際に、中国共産党はタリバンの幹部を北京に招いていて、それを隠しもしない。

注1:パキスタンはインドと対立している。ちなみに両者とも核兵器を持っている。敵の敵は味方なので、パキスタンは中国の味方。
 そしてパキスタンは隣国アフガニスタンとも揉めていた。米国がインドの味方であり、なおかつアフガニスタン政府の味方でもあったからです。

中国は、タリバンの味方だと明白に認めているのです。

なお、日本と欧米のマスメディアでは、タリバンは「悪役」になっていますが、彼らには彼らの「正義」がある。そして、その実態は欧米文化圏にはなかなか伝わってこない。

特に日本のマスメディアを信じて「タリバン」=「悪」と決めつけるのは公平性を欠くでしょう。

ほとんど全ての戦争で、双方が「自分が正義」だと主張している。そして、歴史は「勝者」が記述します。


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