1991年まで世界は一つの価値観に縛られていた。戦争に勝つことです
冷戦終了まで、世界は全面戦争のリスクが高かった。そして人々は戦争に勝たなければ、全てを失いかねない状況にありました。
だから富国強兵が至上命題だったのです。産み殖やし、生産し、外貨を稼ぐ。これが出来ないと戦争に負ける。
だからこそ、全国民が一つの価値観で生きることが「奨励」されました。それが高学歴、高収入を追求する現代日本社会です。
でも、もう変わりました。国家間の全面戦争はロシアの侵略戦争が,最後になるだろうと、私は思っています。
理由は、単独の国家が戦争を起こしても、それ以外の国々が同盟を組んで負けると、ほぼ確定したからです。
「幸福な国」=「大国」ではない。これは今の米中露日を見てもわかる。人々は大国を目指さないでしょう。また、大国の数少ないメリットの一つが戦争に勝てることだったのですが、今は一国の軍事力よりも、外交能力の方が重要です。同盟を結べる国が「勝つ」のです(注1)。
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