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特許出願数は価値がない。白熱電球を発明したと今から出願することも可能。拒絶されるけど^^;

世界知的所有権機関(WIPO)が21日発表した2021年の世界の特許出願件数は340万件となり、前年比3.6%増えた。2年連続の増加で、18年以来3年ぶりに過去最高を更新した。全体の5割近くを占める中国の出願がけん引した

 やっぱり日経はダメですね^^;
 あたかも中国の「発明数」が多いかのような記事。違います。出願はどんな内容でもできる。知的財産という概念が超薄い中国人が、マジメに「過去にない新発明」を出願すると思いますか? 「上」からノルマをこなせと言われて、昔から有るアイディアをパクって出願しているのは目に見えています^^;

 日本でさえ出願の大半は登録されない(拒絶される)。「発明者」が過去の技術をろくに調べないで「これは新発明だ」と出願するからです。大抵は先例がある。
 なぜそんな事になるかというと、技術者には特許出願のノルマがあり、「とにかく○○件出せ」と圧が掛かるからです。私自身が無意味な出願を何件も出しています(笑)。

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 発明の数を評価するならば、せめて登録数を比較しなければ無意味です。それすら、あまり意味はないですけどね。例えば米国ではほとんど無審査でで登録されます(競合他社or先行発明者が抗議すれば取り消す。なかなか合理的)。

 中国の特許庁はもっとザルでしょう^^;

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 さらに特許は「くだらない発明」ほど登録されやすい。例えば「鼻でうどんを食べる装置」を発明したら登録されるでしょう。あまりにバカバカしいので先行技術が無いし、誰も抗議しないw

 特許は質で勝負するモノです。数じゃない。


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