モノクロの世界に色がついた瞬間

自分を認めるためのことばとして書き留めます。

とても長い文章です。

気が向いたときに読んでもらえたらと思います。

いつからだろう

自分の顔を隠すようになったのは



常に人の顔色を伺うようになったのは



幼いときから家族の顔色を伺っていた

母はわたしを毎日怒る



心の奥底で必死にしまっていた言葉が感情が溢れた



「そんなに怒るなら産まなければよかったのに

 もう、死にたい」



母は何も言わなかった



顔は見ていないけれど

きっと悲しい表情をしていたと思う

生きる意味がわからないまま小学生になった



1クラス11人という今じゃ少ない

人数だったと思うあの教室も当時は本当に怖くて

わたしにとっては窮屈な場所だった



みんなの前での発表



わたしはそれがこの世で

何よりも、1番と言っていいほど大嫌いだった



(どうしてすぐにみんなの前で発表させるの?

わたしにはわからないこの問題も発表する意味も)



たくさんの目がこっちを見ている


(怖い)


いつからかその感情しかなかった



そのため、発表する場面になると頭の中が

真っ白になり体が震えて言葉が詰まって

最終的に泣いてしまうことが多かった


その様子を見て生徒も先生も

あぁ、またか。と。



(違う、やめて。)



本当はみんなみたいに何か発表したいのに…

口も体も動かない、役立たずな存在。



痺れを切らした先生が もう座っていいよ と言う



そうすると気が楽になった

発表をしなくてすむから



ただ、発表するだけなのに



こんな性格のまま中学生になった



中学生になると1クラス40人という

11の数字からは考えられないくらいの人数になった



初めてクラス替えというものを体験したときの

衝撃は今でも覚えている



クラス表を見る

自分の名前を探す、見つからない、全然ない



(わたしの名前、どこ?)


焦って鼓動が早くなる


(あった…)



やっと見つけた自分の名前



クラスを頭の中で何度も唱えながら

重い足取りで階段を上がっていく



教室の扉を開けるのが怖かった

勇気をだして開けた



一番後ろの席


通路を挟んだ隣の席に男の子が座っていた

気軽に話しかけてくれて安心した



(大丈夫かもしれない…)


わたしは何も知らなかった

これから辛い毎日がはじまることを



中学生になってさらに

みんなの前での発表が多くなった



(怖い、怖い、怖い)



目がたくさん。こっちを見ている。

鼓動がどんどん、どんどん早くなる。



何か、言わなきゃ…



頭の悪いわたしはすぐに問題を解くことができない



頭の中をフル回転させてもわからない



先生は 自分で考えろ という

生徒たちは笑ってる



なんとか必死で考えて

その場を乗り切る日々が続いた



この頃から毎日マスクをして登校していた

気づいたら、毎日。

周りの人たちは毎日マスクをしているのを不思議がる
そしてバカにする



自分の顔を見られるのが怖い

コンプレックスになった



マスクを外すのは給食のときだけ

本当は給食のときだって怖かった



椅子から立ち上がって逃げ出したかった



みんなで給食を食べるだけなのに

わたしにはそれさえも負担だった



「教室、集団、息が詰まる」


集団行動が大嫌いなまま高校生になった

陰口、悪口に怯える毎日



『高校生になったらこんな自分を変える』



そう強く思っていたのに無理だった


気づいたら長い髪にマスク姿の自分

やっぱりマスクを取ることはできなかった



最初の頃は上手くやり過ごしていた

人間関係も日に日に崩れていって…



「うわ、休みかと思ったのに来たよ、早く帰れ~!」


教室の扉を開けた途端、刺さる針

痛い… 帰りたい…


でも、母は仕事があるのに毎朝 車で送ってくれる

お弁当も作ってくれる



帰ることなんてできない

心配なんて、かけられない

これがわたしの毎朝でした

母が車で学校まで送ってくれる時間はとても早くて教室に少しでもいたくなくてわたしは1人普段誰もいないあまり使われない暗いトイレの中ではやく時間が過ぎてと願いながらただ、ただ時間が過ぎるのを待った

そして、様子を見て教室に入る
入った途端に浴びせられる罵声


授業中の言葉の暴力

「しね」

「はやく死なねーかな」

「それで死んだらどうする?笑」

「マジで気持ち悪い」

「あ? なんか言ってる?

 聞こえないんですけど~!」


誰一人わたしを助けてくれる人なんていなかった



「いじめがない学校を目指して…」

そう言っていた学校もわたしを見捨てた


ある日の冬、担任に呼び出された


内容は

テストのカンニングをしただろうというものだった



してないと言ったのに

担任はわたしの言葉を無視した


謹慎になった理由​​すぐにわかった



わたしのことを気に入らない人が

担任に言ったからだ



母が学校に呼び出された



担任に向かって目を逸らさず大きな声で​
「うちの子は​そんなことをする子じゃない!」と言ってくれた



涙が出た



それでも、謹慎は取りやめてくれなかった




1人 狭くて寒い部屋
必要のないものはすべて没収された



そこでひたすら問題を解く毎日



すごく寒かった



最初は嫌だったけどクラスの人たちに会わなくて

すむので1人の部屋は気持ち的には楽だった



謹慎がおわってからも暴言は続いた



「アイツまだいたのかよ」

「もう学校やめたかと思った」

「謹慎なんてどんな日々だっただろうな~!」




何も聞きたくないから耳を塞ぐために

イヤホンをして長い髪で隠す



大好きなさくらしめじの曲を流す



大好きなのに…



こんな聴き方、したくないのに…

心の中でいつもいつも思ってた



『ごめんなさい、ありがとう』



まるで、魔法のようにわたしの気持ちを優しく

包み込んでくれる歌声に感謝ばかりだった

こんなことがあったけれど暴言を吐かれて休むというのが自分の中では負けのような気がして学校は毎日 休まず登校した。

授業中も体調不良に襲われたが決して
教室から抜け出さず無遅刻無欠席を目標に過ごした。

頑張った甲斐があり皆勤賞をとった。

大きな賞状を見て母はわたしに
『頑張ったね、頑張ったね』とたくさん抱きしめてくれた。

母とはよく口論になってしまうけれどちゃんと感謝している。
さくらしめじのライブにも一緒に行く。

それもさくらしめじのおかげ。

今の目標 : 自分のことを好きになる、自分に自信を持つ。


この目標がいつ達成されるかなんて分からない。
もしかしたら一生の目標になるかもしれない。
それでもいい、自分が自分を認められる日が来るまで。




さくらしめじに出会ってから

モノクロだった毎日に色がついた



さくらしめじに出会ってからわかったこと

わたしは共感覚をもっている



『共感覚とはある刺激に対して通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚をも生じさせる一部の人に見られる特殊な知覚現象をいう。

例えば、共感覚を持つ人には文字に色を感じたり、音に色を感じたり、形に味を感じたりする。』

(Wikipediaより)


今 思えば暴言を吐かれているときに感じた

鋭い針が体中に刺さってくる感覚も

暴言の色が赤黒く見えたのも共感覚だった


ライブを見ているとき


雅功くんや彪我くんのまわりには

キラキラしたものや色々な形が見える



ふたりが話す言葉には嘘がなくて

言葉の色も本当に綺麗で感動する



自分に自信が全く無いわたしは

さくらしめじに会いに行くときだけ

マスクをはずして外に出る努力をした



ライブを見ているその瞬間だけは

すべてを忘れられるから



明日、つらいことがあっても知らない

だってわたし今だけは心からきのこりあんしてる


誰にも邪魔されないし、されたくない

今だけはお願い



ライブでは明るくて素敵な笑顔で溢れている

きのこりあんさんたちの笑顔



どのアーティストさんのファンにも言えるが

決してみんなが明るい人たちとは限らない



逆の人のほうが多いんじゃないかな



それを知れたのが今回のイベント

#君のことばに救われた だった



わたしは配信での参加でしたが

とても心が暖かい気持ちになりました



自分と重ねて泣いてしまう言葉もあった



この文章を書いている今も過去を思い出して

悲しい気持ちでいっぱいだけど

過去から目を背けないために必要なことだと思う



言った側はもう忘れているだろう

だけど言われた側はずっと、ずっと覚えてる

目には見えない深く深く刻み込まれた傷痕




だからこそ、言葉って慎重に扱わなければならない
物の一つだと思う



時には針となって刺さる

時には針を抜いて絆創膏を貼ってくれる



ことばって難しい

これからもそう思うだろうけどそれでいい


こうだと決めつけてしまったら

そこで終わりだから

曖昧にしておいていいこともある


みなさんの言葉で昔のわたしが楽になりました

暗い意味じゃなくて、良い意味で



これからも黒くて大きな物に覆われるときがあるだろう

だけど、大丈夫




わたしにはさくらしめじがいる

落ちたら這い上がればいい




さくらしめじの雅功くん、彪我くん

君のことばに救われました。




モノクロの世界に色をつけてくれてありがとう。

心からありがとう。




きのこりあんになれて本当にうれしい。
おかげできのこりあんのお友達がたくさんできました。

みんな優しくて笑顔が素敵な方ばかりです。


もし、この文章を見つけてお友達が減ってしまっても
noteを書いたことを後悔はしません。

いつだって気持ちだけは正直でいたい。


わたしをきのこりあんにしてくれて本当にありがとう。
さくらしめじ大好きです!




貴重な時間をこの文章のために使ってくれた方

ありがとうございました。