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Day7●おまけ!


ミニアルバム「ボタン」のリリースを記念して、さくらしめじ公式noteにて3月8日(月)〜3月14日(日)までの1週間、全曲解説を撮り下ろし写真とともに毎日17時にアップする企画✏️
最終日の本日は「おまけ!」です!
インタビュアーの永堀さんとさくらしめじのお話、ぜひ覗きみしてください💁‍♂️


——そもそもセルフカバーのリバイバル企画を始めたのはどうしてだったんですか。

彪我 前々から「再録音をやってみたいね」ってちょこちょこ言ってたんですけど、実現してなくて。今までは学生だっていうのが強かったし、未熟なところがいっぱいあったので、まだその時ではないなっていうのをずっと溜め込んで溜め込んで。もうすぐ二十歳になるっていうタイミングで、じゃあ、ここで一度、チャレンジと言いますか。
雅功 初めて「再録音とかいいよね」って言ったの、中学生の時だよね。

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彪我 そうだね、早いよね。あはははは。
雅功 アジカンがさ、結成20周年の2016年に「リライト」(2004年)を再録音してて。


彪我 そうだ、そうだ!
雅功 めちゃめちゃいいねっていう話をしてて、中学の時に。振り返ってみれば、あの時からこの企画はスタートしていたのかもしれない。
彪我 あのアジカンのリバイバルはよかった! 普通に聴いてよかったから。

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雅功 だから、リバイバルをしたいっていうのは、ずっとあったんですけど、やっとできたなっていう感じはありますね。それで、最初に第1弾、第2弾、第3弾の3曲を再録音することが決まって。僕が世界観が3つ繋がっているストーリーを考えて、それぞれにテーマを割り振っていったんですね。
第1弾が「恋人」、第2弾が「家族や友達」、第3弾は外に向けてではなく、「自分」に向けて歌おうって決めて。
そのテーマに当てはまった曲が、「きみでした」「またたび」「かぜいろのめろでぃー」だったんです。他にも候補曲はあったんですよ。「まよなかぴくにっく」とか。


彪我 そうそう、あった。でも、最終的にこの選曲になって良かったね。ミニアルバムが完成して、これで安心して二十歳になれます。思い残すことなく二十歳になれる。リバイバルもできたし、女性目線の曲も歌えたし、ゲーミングチェアも買ったし。まだ、二十歳まで時間はありますけれども、10代にやっておくべきことはチャレンジできたかなって。
雅功 って言うよね。
彪我 ……って言うけども、実は違うんですよ。あはははは。
雅功 僕は最近になって、怖いことがいっぱいあるんですよ。先輩のDISH//さんがレコ大のステージに立って、去年の顔になって。小説では同世代の人が芥川賞をとったし、振り向いたら、どんどん歌がうまい年下が出てきた。すごく怖い気持ちはあるし、どうすればいいんだろうって思うんだけど、自信はあるんですよ。だから、まずはこの『ボタン』がたくさんの人に届いたらいいなと思いますね。

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彪我 とりあえず、聴いて欲しいね。無理に共感してほしいっていう願いではなくて、自然に、「ああ、確かにな」って思ってもらえるような1枚になったらいいなと思います。


雅功 いいこと言った。そう、無理に共感してほしいわけじゃないんだ。しっくりきたわ、今。本当に最高のものはできたと思いますし、次は僕がリード曲を書きます。
彪我 じゃあ、僕はB面書きます。
雅功 いや、そこはリード曲でいいじゃん。ダブルA面でいいじゃん。


——(笑)4月4日には中野サンプラザでのワンマンライブが控えています。

雅功 ……どうしよう、言っちゃおうかな。「会いに行こう」で<桜舞う頃/会いに行こう>って歌ってるんですけど、桜舞う頃に会えそうなことがすごく嬉しいなと思っているし、桜舞う頃に会おうって約束をして、本当に会えたらめっちゃハッピーじゃないですか。今まで会えなかった期間があって。残念な気持ちも確かにあったんですけど、今回の『ボタン』というアルバムを通して繋ぎ止めてできたハッピーな気持ちを、文字通り、ライブ会場に集めようと思ってるんですよ、今。

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まだ、どうなるかわからないんですけど、ハッピーエンドの映画を見終わったあとのような幸せな気持ちにさせたいし、僕たちもそういう気持ちになりたい。それが完成して、成功したときに、「会いに行こう」を作った意味があったなって思えるはずなんですね。だからまだ、この1年は完成してなくて。ライブでみんなの幸せが集まって、花が咲いた時に、初めてこの1年の意味を見出せるなって思ってます。

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彪我 楽しみですね。<桜舞う頃/また笑って輪を描いているはずだよ>っていう歌詞を見他だけで、泣けてきました、今。もう泣きそうです。
雅功 彪我は泣くだろうな〜。忘年会でも想定よりもかなり早く泣いたから。

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彪我 あれは汗です! いや、想像するだけでダメだ。泣かないように気をつけないといけないけど、みんなが集まってくれたんだって思うと、嬉しい気持ちになっちゃうし、しかも、中野サンプラザでしょ。果たしてどうなっちゃうのか……。
雅功 僕はね、中野サンプラザには因縁があるんですよ。前回、正直、すごい悔しい思いをしたんですね。中野サンプラザという舞台に対して、すごく気負っちゃったんですよ。尾崎さんの背を追いかけている僕としては、クリープハイプの初めてのホールライブが中野サンプラザだったので絶対にやりたくて。やりたくてやりたすぎて、緊張しまくって、から回ってしまったんですね。でも、「かぜいろのめろでぃー」じゃないけど、僕は僕なんだし、僕のペースで魅せれたらいいなって最近は思えるようになって。この1年がかかってるので絶対に失敗したくないっていう思いも強いし、リベンジしたいなって思ってます。

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——音楽以外の活動も活発になってますよね。

彪我 朝ドラも決まって。5/17から放送スタートします。


雅功 現場でどんな感じなの?
彪我 楽しいよ。
雅功 共演者さんとちゃんと会話できてる?
彪我 主人公の同級生という役どころもあってか、仲はいいですね。みんなと話したりしてるし、めちゃくちゃ溶け込んでます。その楽しい雰囲気も朝ドラにしっかり出てるんじゃないかなと思いますね。
雅功 彪我の演技、めっちゃ楽しみなんだよね。うちは朝ドラ一家で全部見てるんですよ。特に父親がめっちゃ楽しみにしてる。


彪我 期待に応えられるようにがんばります。田中さんもね、小説家デビューして。ずっと夢だって言ってたもんね。

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雅功 ずっと連載したいなって思っていたので、1つ夢が叶ったっていうのはありますね。でも、正直、すごい怖いんですよ。ここまで長い話を書いたことがないので、自分のダメな部分が出るんじゃないかって思うと、めちゃめちゃ怖いんですよ。でも、単行本を出したいなと思っているので、そう考えると、長編は避けては通れない道だから、頑張るしかないなと思ってます。しかも、この前の芥川賞を取られた方が22歳で、同世代の方だったんですよね。年齢は関係ないとは思うんですけど、僕の神様(尾崎世界観)を押しのけて受賞してるわけですからね。ただ、僕は尾崎さんより早く賞を獲るんだっていうくらいの勢いでいるので、次につながるように頑張りたいし、僕は14話を早く見てほしいです。

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彪我 なんか、僕がやらかすらしいですね。大惨事を起こすんだとか。
雅功 みんなが彪我にキュンキュンしてほしいなと思って書いたんですよ。最初がそこだったんですよ。彪我にこのセリフを言わせるために書いた作品だったから。
彪我 そんな重要人物だったの? では、「ドキドキする展開があなたを待っている!」というキャッチコピーをつけたいと思います。よろしいですか。
雅功 はい。読みやすいし、今からでも間に合うので、ぜひ読んでいただきたいなと思います。

                    令和3年2月25日(木) 恵比寿にて
                       インタビュー&文/永堀アツオ


インタビュー&文✏️永堀アツオ
撮影📷鈴木友莉
企画✊チームさくらしめじ


1週間読んでいただきありがとうございました!
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当選者にはさくらしめじ公式noteよりメールをお送りします📩
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読んでいただき、ありがとうございました! さくらしめじの音楽が届きますように🍄