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【エロゲ】D.C.について書き散らす


D.C.は自分の中で一番大好きなエロゲだ。作品に点数をつけるとしたら一番は他の作品になるが、好きなのはこの作品だ。
そんなD.C.のことを書きたくなったので、色々想いを書く。メインは1で、2以降のことは殆ど書かない。2以降が大好きな人には少々不快に感じることも書くかもしれないが正直な感想を書く。

ただ、D.C.について書くと言っても、最後にプレイしたのがいつなのか思い出せない程前なのでぼんやりとしている。まだ3は比較的最近プレイした方ではあるが、それでも数年前になるので、美化されていることもあるし間違えていることもあると思うが、些細なことなので気にしない。

D.C.をプレイすることになったのは、まだ幼いと言える年齢の時に年齢を偽ってエロゲを買い始めた頃のことだった。
最初は小遣いの都合上くっそ安い抜きゲーを買っていたのだが、何の気まぐれなのか、誰かに教えられることもなく、絵に惹かれてD.C.を購入した。もしかしたら同じく年齢を偽って購入した電撃姫とかいうエロゲ雑誌を読んだ影響だったかもしれない。確実に言えることは、エロゲ仲間は一人もいなかったので、完全に自分の意志で買ったということだけ。

今まで抜きゲーしかプレイしたことがない自分にとって、D.C.は衝撃的な作品だった。エロゲというのはエロいことだけじゃなく、人を感動させる物語も存在するものなのだと教えられた作品だった。
今まで良作神作と称えられる作品に触れたことがなかった自分は、それはそれは夢中になってプレイをしていた。
おかしいくらいにハマっていた。
脳内で全てのテキストを再生できるのではないかと思う程何度も何度もプレイしておきながら、既に持っていたCD初回複数枚版とは別に変更点が修正レベルの初回DVD版を購入するくらいにはのめり込んでいた。
正常な判断ができていなかったのかもしれない。
D.C.を愛する気持ちはゲームをプレイすることでは止まることはなく、CDやらなんやらも全部買いそろえたし、アニメDVDも買った。当時聴いてる音楽はD.C.の歌やBGMのみだった。
音楽以外の他のものも色々購入しているが割愛する。
散財しすぎて財布事情がかなり辛くなったが、当時はD.C.があるだけで幸せだった。自分の全てだった。

D.C.の熱は数年たっても冷めることはなく、PC版の数年後に発売した、ヒロインとシナリオが大幅に追加されたPS2版のD.C.P.S.や、それの18禁版であるD.C.P.C.も購入した。勿論限定版だ。
PS2版が発売されてから長い間PS2がD.C.専用機と化した。エッチなシーンなんて必要ない程に非常に出来がよかったのだ。
でも18禁版の逆移植も買ったので、やっぱりえっちなシーンも見たかったのだ。
D.C.は18禁版と家庭版では声優が違うのだが、基本的にはどちらも良いと思っている。けれども、工藤 叶の声だけはP.S.の方が良い。これは譲らない。P.C.版の声優さんが悪いわけではないが、声の変化というものに衝撃を受ける程ではなかった。P.S.版工藤の声は、声優ってすげぇ!と初めて認識した思い出だった。


D.C.の評価は、当時の自分目線で考えると、ヒロインどころかモブすら出ないシナリオ部分ですらくっそ楽しんでいたので参考にならない。神ゲーとしか言わないだろう。
P.S.では消えてしまったが、主人公が雨の日の学校での廊下で、一人滑って遊んでいるところとかくっそ好きだったことを今でも覚えている。
二度言うが、参考にならないのだ。
ストーリーへの評価を除いた、2019年の今でも特に高く評価できるポイントとしては
・多種多様な攻略可能ヒロインの数
・魅力的なサブキャラ
・キャラクター属性の過多を上手く捌いている
といったところだろうか。


・多種多様な攻略ヒロインの数
当時は今と比べてると攻略可能ヒロインの数は多いのだが、それでも無印の時点で7人。更にP.S.で6人追加され合計13人もストーリーを楽しむことができる。ただしストーリーの長さはバラバラで、基本的には十分満足できるのだが、他と比べるととてつもなく短いヒロインも一人いる……。他ゲーでも、姉妹系ヒロインはシナリオがかぶったりして不遇になることがとてもとても多かった。



・魅力的なサブキャラ
絶対に外せないのは、主人公の親友である杉並という男だろう。とてつもなく濃く、ストーリーを盛り上げ楽しませる愉快なキャラクターであり、その後の作品で【キャラクター属性:杉並】というキャラが生まれる程に愛されているサブキャラだ。俺も今でも大好き。2の杉並も好きだが、やはり1だよ。
他にも、メインヒロインの一人である芳野さくらのおばあちゃんも外せない。主人公やさくらとの暖かな思い出が本当に好きだった。主人公たちの記憶の中だけで顔すらないのに、ずっと心に残る優しい人だった。
過去編である3の仲で、おばあちゃんに繋がったときはただただ涙が零れた。
さくらの傍にずっといる、正直普通の猫には全く見えない猫のうたまる。1の時点でその愛くるしさにとても心奪われていたのだが、2で登場した時には主人を想うその有り方に敬意を覚えた。泣いた。

※画像はFPSのエンブレム作成で作ったうたまる


・キャラクター属性の過多を上手く捌いている

流行っているからとりあえずその属性を付けて、その属性には特に何も意味はない。ということは殆どなくひとつひとつにしっかりとした意味や理由があるのは今でも大したものだなと贔屓なしに思っている。
余計な余白を設けることなく、必要だからつけた。キャラクターを彩るため、ユーザーを楽しませるため、ストーリーに深みを持たせるため。といったように、全てに意味がある。ヒロインの音夢の首輪にも、主人公の手から和菓子が出るのも、ピンクのクマのぬいぐるみにも、アリスが持つ人形にも全て意味がある。
勿論、水越 萌の、眠りながら木琴を叩いて学校に登校し、屋上で昼休みに鍋をするというのにも意味はある。あるのだ!一応あるんだよ!

当時はとりあえずインパクト重視でキャラ付けしてるのは当たり前だったが、このキャラは凄いなって今でも思う。
これ以上の頭のおかしい属性のキャラは2以降には存在しない。残念だ。何やっても属性のおかしさは萌を越えられない。
D.C.1のキャラクター達は時代の後押しもあって、オリジナリティ溢れるキャラクターが豊富だったと今でも思う。2以降は魅力的なキャラクターというものは沢山存在していても、他では見ることができないキャラクターというのはどんどん数を減らしていったように感じてしまう。



そういったキャラや属性で外せないのはどう考えてもコイツ。
P.S.から追加された紫 和泉子 (むらさき いずみこ)。
“風見学園付属3年1組、クマにしか見えない女の子。 ”
主人公以外は大和撫子のような女の子に見えるが、とある理由があって、突然主人公にはピンクのクマにしかみえなくなったという設定。
初めて画像を見たときは
「Circus頭おかしくなったか」
と思った。萌の設定を普通に受け入れている当時の自分でそう思ったのだから、相当なモノだったのだろう。
しかし、若干の不安を持ちながら限定版のP.S.を購入し、いざプレイしてみると、ピンクのクマを発見するシーンから個別ストーリーの最後までかなり面白かった。やっぱD.C.って神だわと素直に思った。
可愛いのよね、彼女。8割以上このピンクのクマのままストーリーが進んでいくのだが、このクマの時点でとても可愛いのよ。
このくっそデカいクマの手でシャケおにぎりのコンビニ包装を器用に剥がした後
「シャケおにぎりおいし」
って言いながら食べるのよ。可愛いのよ。
個別ルートにはいり主人公と仲良くなっていき、喜怒哀楽を見せるのだが、勿論このクマのままそれを表すのだが、可愛いんだよ。
中身がどんな姿か知らないが俺はコイツを愛す!!!好きだ!!!
そう心に誓うくらいに可愛いんだよ。
「あやや……」
という口癖といえばこの子だよね。
今でも大好き。シャケおにぎりを買ったら「シャケおにぎりおいし」って毎回言いながら食べるくらいには大好き。


とまぁ、他にも大好きなところが多いD.C.。
熱は当時と比べるとかなり冷めたとはいえ、この作品が今でも一番好きなエロゲである理由は

メインヒロインの一人である
芳野 さくら
彼女がいるからだ。

彼女は、『この作品の登場人物は18歳以上で(ry』な高校生くらいの年齢に見える学園生がヒロインなゲームの中で、とても幼い容姿をしている。言動も無邪気で明るく、見た目を裏切らないように振舞うことが多い。外国人であった祖母の影響で時代劇が大好きで、その影響と海外に長くいた影響で変なことを喋ることもあったり、血の繋がらない幼馴染の主人公を、歳が上であるにも関わらず『おにいちゃん』と呼び慕う姿が可愛らしかったりする。
よくある妹キャラと外人キャラを足したようなヒロイン。

というのは、彼女のほんの表面。
もっと深く正しいキャラクター説明は別のところで見ればいい。
少々ネタバレも含むことになるので、嫌であれば閉じた方が良い。がっつりとネタバレするつもりはないが。

俺から見た、彼女のキャラクターとしての軸となる部分は
主人公への愛だ。
彼女の、主人公への愛はとても重い。
D.C.の中で一番重いのは誰?と訊かれたなら、さくらだと答える。

彼女は、作中の中で一番賢く、一番精神年齢が高い。
物事を深く真剣に真面目に捉え、理想と現実の両方を見ており、妥協という言葉も知っている人物だと感じ取ることができる。
そんな彼女はD.C.1と2で大きな過ちを侵す。
その結末を予想できているのに。
その結果何が起きるのか誰よりも分かっているのに。
罪の大きさと痛みを知っているのに、主人公を諦めることの方が命よりも辛く我慢ができず、止まることができなかった。止まることをしなかった。
子供の我儘のように本能的な純粋な衝動をそのままにした。
彼女は、それほどまでに主人公への愛が重い。

そんな彼女だから、ファンディスクである個別ルートのその先で、幸せに暮らしている姿を見ることができて、すごく満足したことを覚えている。
彼女の主人公との幸せが、自分の幸せであるかと思う程、幸福感を覚えていた。


だから、最初は2が許せなかった。

2までは、どのヒロインが正しいルートか確定していなかった。1で終わっていれば、ヒロインの数だけ正しいルートの数があった。
だけど、2がでてしまった。音夢ルートの続きとして、出てしまった。
当時の俺は、Circusを憎んだ。D.C.の熱が冷え切る程に憎んだ。
さくらの、愛の深さと同じくらいに憎んだ。
勿論、買う事とはなかった。
でも、D.C.2のP.C.が出る頃には少し怒りもマシになり、全くプレイせずに否定するのも嫌だったので、渋々プレイをした。
結果、D.C.2のことは好きになれた。
特に雪村 杏 (ゆきむら あんず)のストーリーが好き。

2を好きになれた、というよりもまず先に『認める』ということができたのは、やはりさくらの扱いに大きな納得がいき、その話が好きになれたからだろう。
音夢ルートを下地に進み、さくらの状況に心を痛めたけれど、それをしてでも描きたかったものがとても素晴らしかった。
1の主人公の選択格好良かった。
さくらの主人公への想いが、プレイしているこっちが見ていられなくなるくらい変わらずに1の時のままだった、辛くなるほど彼女の願いが1よりもずっと重かった。

2は1の経験を元にとても素晴らしい作品を作ったと認めるし、好きなヒロインも多くて好きだと思っている。
けれども、それでも彼女を泣かせた2の存在は、嫌だ。
嫌なのだ。嫌いではなくて、イヤなんだ。



そしてそんな2の続きであり、1の過去である3が出た。
勿論さくらもでていて、やっぱり3の存在が許せなかった。

で、同じように18禁版の3が出るまでプレイ出来ずにいて、プレイしたら3は大好きになった。
3は正直1と2に比べると、全体の質は落ちている。時代の流れなどもあり、ヒロインの数は減り、キャラクターの個性も1や2と比べると大人しいものになっていた。
最初は嫌々プレイをしていたのを覚えている。でも、気づけば素直にプレイしている自分がいた。

リッカ・グリーンウッド 

葛木 姫乃 (かつらぎ ひめの)

この二人、そして主人公の存在とストーリーが、1のことが大好きな自分には泣く程良いものだった。
焼き増しではない、蛇足ではない、D.C.シリーズに必要なものが3にはしっかりと存在していた。
1の主人公・音夢・さくらへと繋がるこのストーリーはプレイして本当によかったと思った。


なにより、さくらの幸せな姿を再び見ることができたことが、自分にとっての幸せになれた。




満足してしまったし、余計なことを知ってショックを受けたくないので3のファンディスクはプレイしていない。この先プレイするかどうかは正直分からない。


D.C.4のことは、まだ語ることがない。


語れることがあるとすれば、変わらず芳野さくらが好きだということと、
彼女が幸せであることを願っているということだけ。



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さくらせつ。長文書きたい場所がほしかったから始める。見てもらうことより吐き出すことを優先して書く。
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