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MBTI:INTJにミスタイプするINTP

 INTJにミスタイプするINTPがいるが、普段の生活で「遅刻をちょくちょくしている」ならばINTPと言える。基本的にJ型は遅刻はしない。彼らはちょっとしたトラブルさえ織り込んで余裕をもって行動する。観察できる事実として「遅刻しない」ことはJ型の性質だ。ただし、途上国社会のような時間にルーズな文化圏にいけば社会ルール自体に「時間厳守」というものが無くなるため、ルールに従うJ型であってもルール自体が無いので時間に対して先進国基準でいい加減になることはあるとは思われる。しかし、日本社会に適応したJ型が遅刻することはまずない。もしも彼らが遅刻した場合は余程の外的事情が発生したケースだけだろう。

 INTJにミスタイプするINTPは「自分はマイルールを遵守している」と考えて自分がJ型であると勘違いするのだが、INTPのマイルール遵守はかなりご都合主義だ。INTPのマイルールは「自分が守りたいと考えているルール」だけしか存在しない。「そんなのやりたくないなぁ」と感じるものはマイルールの中に組み込まない。INTJはそんなご都合主義的なマイルール編纂をしない。自分にとって嫌だろうがなんだろうが「それはそうあるべきだ」と考えるとキッチリとマイルールに組み込む。INTPの主観においては「それはそうあるべきだというものはマイルールに組み込んでいる」と考えて、組み込んでいないものについては「それは重要じゃないから組み込んでいない」といった捉え方をするのだが、「そんなのやりたくないなぁ」と感じるから重要度を下げてしまうのだ。だからINTPのマイルールはご都合主義になる。

 ご都合主義的なマイルールを振りかざすのはINTPが全16タイプ中でピカイチだ。そして、他人のご都合主義的なマイルールに対してもっとも憎悪の念を抱くのもINTPだ。「討論者」と呼ばれたりもしているENTPなどよりも遥かに苛烈に相手を責め立てるのがINTPだろう。E型は相手と考えを共有する欲求を持つがI型はそんなものを欲求としては持たない。また、INTJもご都合主義的なマイルールに対して批判する人間だが、彼らは批判は彼らの好みで歪んでいない。譬えてみれば、INTJが平らな大地から山の高さを指摘するのに対して、INTPは谷底から山の高さを指摘する。







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