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ジェンダー論

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ジェンダー平等主義の観点で記事を書いています。ただし、ジェンダー平等主義はフェミニズムとは一致しません。
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2024年2月の記事一覧

マルクス主義フェミニズム理論についての理解と批判

 以下の前回記事で、マルクス理論の「資本の一般的定式G-W-G'図式」の理解と批判を行った。と…

丸い三角
4か月前
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「無敵の人」のミソジニーに対するフェミニストの謬見3

 本稿は同じ題名のnote記事「1」の解説記事である。微妙に理解しづらいようなので、要点だけ…

丸い三角
4か月前
5

「無敵の人」のミソジニーに対するフェミニストの謬見2

 前回記事において、ケイト・マンの「道徳財の経済 (economy of moral goods)」の理論と「"無…

丸い三角
4か月前
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「無敵の人」のミソジニーに対するフェミニストの謬見1

 ケイト・マンのミソジニー理論の解釈において、もっともフェミニストから人気のあるものが、…

丸い三角
4か月前
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男性の性的活動の自主権否定の為のミサンドリー

 本稿は、前回のnote記事「性差別エコシステムの暴力装置としてのミサンドリーとミソジニー」…

丸い三角
4か月前
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性差別エコシステムの暴力装置としてのミサンドリーとミソジニー

 本稿は下に挙げたnote記事「ケイト・マンの理論は同型の男性差別問題にも適用できる」の続編…

丸い三角
4か月前
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ケイト・マンの理論は同型の男性差別問題にも適用できる

 ケイト・マンのミソジニー理論はフェミニストのお気に入り理論だ。フェミニストが男性を糾弾するときに実によく登場する。もちろん、実際にケイト・マンが主張するミソジニーの型はあるし、彼女が主張する構造によって対女性暴力を犯すミソジニストもいる。  だが、ケイト・マンのミソジニー理論で説明される事態をそっくりそのまま性別を反転させた具体的な事態も存在する。  今回のnote記事ではケイト・マンが説明する構造は決して男性特有のものではなく、女性もまた同様の構造を創り出すことを見て

家事についての女性のダブルスタンダード

 (一部の)女性はジェンダー論の範囲について自分の考えを主張するとき、女性である私の意見は…

丸い三角
4か月前
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