【お受験パパは必読】ご縁をいただく「小学校受験の願書のセオリー」我が家は名門校をはじめ5校に合格しました!

願書って何のために書くのか

願書は「応募用紙」ではありません。よほど強い(コネなどの)バックボーンがない限り、大げさでなく命をかけて願書を書くことになります。

いろいろなご家庭のスタンスがあると思いますが、小学校受験において、この願書に対する取り組みが、間違いなく「大きな壁」となります。

反対に、願書に対する情熱が持てないご家庭は、なかなか難しいと思います。願書を書くためには、学校見学はもちろん、説明会や行事などに足を運び「学校研究」を行う必要があります。

このプロセスの中で、普段の学習に対する意識も高まりますし、仕事で忙しいパパも受験をリアルに感じ取ることができます。そうなれば、これまで以上に協力をしてくれるでしょう。

なぜ、あなたのお子さん(ご家庭)は、
その学校を受験されるのですか?

もし、誰かにこう聞かれたら、なんと答えますか?
・合格すれば大学まで受験がなくて助かる
・公立の学校には行かせたくない
・ブランドがあるから

もしかしたら、こういう類(たぐい)の回答が出てくるかもしれません。確かに、本音ではそうかもしれませんよね。

しかし、あなたが面接官だとしたら、こういう回答をするご家庭に対して、
「素晴らしい、ぜひウチに来てください!」
とは言わないですよね。

むしろ、ミーハーで学校の理解が不十分なご家庭が引き起こすトラブルに対して先生方はかなり頭を痛めています。

学校の先生方の信頼を勝ち取るための願書を書く

これが、”正しい願書”の書き方だと思います。

やはり願書は”このパターン”
いかに内容を深めるかが勝負

私立小学校は、それぞれ独自の教育方針があり、独自のカリキュラムや教育環境にもこだわっています。

となれば、「わが校の教育方針」を理解し、共感できるご家庭に入学してもらいたいと思うのが当然です。すると、

「志望校の教育方針」=「我が家の教育方針」

という式が成り立つのです。

確かにこれ以外の書き方もあるとは思います。しかし、奇をてらうような内容よりも、
・いかに学校の理解をしているか
・いかに学校のファンであるか
・お子さんがその学校に合っていると思う理由はなにか
・なぜ、他の学校ではなく、わが校なのか
をプレゼンする必要があるのです。

でも、これらのことを意識しながら願書を書いてみると、ふと思うことがあるのです。

「複数の学校の願書を書くのに、それぞれの学校の教育方針を調べるの?」

「『複数の学校の教育方針』と『我が家の教育方針』が一致するなんてあるの?」

結論を言うと、かなり無理があります。しかし、乗り越えないといけません。日程の関係上、受験できなくても、最低5校は書きますし、練習校を含めると10校近く書く方もいらっしゃいます。

正直、1校だけでもかなりヘトヘトになります。

でも、やりきるしかありません。子どもたちは、あんなに小さいのに、我々親の期待にこたえるべく、努力しているのです。大人が負けるわけにはいきません。

では、”現実的に”質の高い願書を書くには
どうすればよいのか?

複数の学校の願書を書く上で、ポイントとなるのは、

①本気で行きたい学校は、全力で書く。問答無用。

②自分の子供の特質を掘り下げる、家庭の教育方針を掘り下げる

③それぞれの学校と②の共通点を(なんとか)見つけ出す

以上です。①を本気で取り組んでください。すると、②の作業をすることができます。すると、③の準備ができています。

まずは、「本気の1校」に全力を注ぎましょう。その取り組み方を説明していきます。

いきなり文章を書くのは無謀。
まずは「材料集め」から始める。勝負はここから。

私たち、受験生の親に求められる願書の質は上がっています。なぜなら、以前と比べると格段に学校の情報が手に入るようになりました。すると、誰もが「情報ツウ」になり、「情報面」での差がないのです。

情報面での差がでない以上、どれだけ情熱があるのか、というアピールが重要になってきます。では、その情熱を伝えるには?

・学校説明会に行く
・模試と同時開催される学校長の説明会にいく
・学校行事(文化祭など)に行く

など、直接人に会い、直接現場に行くことです。

今の時代、YouTubeなど、現場に行かずとも情報を得ることができる時代です。しかし、私立小学校は、超・昭和的!です。

その「昭和感」をグッと耐え抜き、足を運ぶことが求められます。それすら面倒と感じるのであれば、入学後も大変だと思いますよ。

イメージとしては、「研究者」「マニア」「専門家」

大げさな表現かもしれませんが、もはや「情報通」レベルではないのかもしれません。特に、ママ友の情報伝播力は凄まじく、志望校に通う知り合いの方のお話、学校の先生のお話、お教室の先生のお話など、

「どうやったら、そんな情報が手に入るの??」

という話が飛び交います。私から言わせると「マニア」「研究者」というイメージです。おそらく、ご本人たちはそう思っていらっしゃらないと思いますが・・・。

中学受験、高校受験、大学受験と大きく異なる点

小学校受験の場合、月齢によって試験が異なります。統一した基準を設けることは難しく、また、このくらい小さい子供たちが、当日、ベストパフォーマンスを出せるか分かりません。

とくに、私と同じお受験パパに強調したいのは、「実力があれば合格できるだろ」という発想は通じないということです。

試験内容そのものが点数化しづらいものもたくさんあります。点数だけで判断するタイプの試験であれば、問題ありません。

しかし、「受け答え」「集団行動」をはじめとして、評価基準が曖昧な場合もたくさんあります。試験のシステムは学校ごとに異なると思いますが、もし、事前に願書を読んでいただけるタイプの学校だったら?

「あの情熱のある願書の子だな。どれ見てみよう」

となるかもしれません。また、ボーダーラインに並んだ時に、情熱のある願書とそうでない願書のご家庭、どちらを選びますか?

もちろん、コネや寄付金の多寡も大事ですが、それだけではありません。間違いなく情熱の面を見ています。

パパには恐怖!でも、パパが願書を書いた方が好印象


毎年、大量の願書を見る先生方に、テンプレートは通用しない。

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