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Photo by yokoichi

サクラサクらしく19期スタート

ねぎお社長（サクラサクマーケティング株式会社社長　根岸雅之　公式ノート）

桜の咲く季節、サクラサクマーケティングは19期目をスタートさせました。

2020年、突然未曾有のコロナパンデミックに見舞われてから丸3年。
組織、働き方、マーケティングと様々な改革を繰り返しながら、この苦境を乗り越えることができました。

売上もV字回復、、、あとはアクセルを踏んで突っ走るだけ。
そうなればめでたしめでたしですが、そうもいかないのが中小企業の難しいところ。いや楽しいところです。

とくにこの3年間は『利益製造装置を作ろう』というスローガンをもとに仕組化を推し進めてきました。その甲斐あって、生産性の向上、また属人的な業務の平準化が進み、企業力が底上げできたつもりでいました。

しかし、改めて、『顧客に本気で全員が向き合えているのか？』と問うた時に定量的にも定性的にもYESとは言えない現実。また2022年11月のChatGTPのリリースを皮切りにAIが台頭する中で、我々の価値を維持、向上し続けられるかと考えると雲行き怪しい状況と判断せざるを得ません。

この3年間を振り返るとサクラサクという船に乗って、一緒に漕ぎ続けてくれたメンバーに感謝しかありません。
彼らは、未曾有の事態にも関わらず、
・変化に強い
・エンゲージメントが高い
・コミットメントが高い
そんな集団でした。

しかし1つの荒波を越えた現在、少し息切れ状態。次のAIというの名の険しい荒波を乗り越えるためにはアップデートが必要だと感じました。

船で例えるなら、船底に穴が開いて水漏れしている状態。
この状態で、目的地（目標）を目指すとどうなるか？勢いのあるベンチャー企業であれば、修理しながら爆速で進むのかもしれません。

しかし我々の場合、目標が達成できても、メンバーが疲弊して、病んでしまったり、提供サービスに綻びが生まれ、クレームを生んでしまう。結果、優秀なメンバーが離れて、数年前の脆弱な組織に逆戻り。利益も損失する可能性が高いのでは？と冷静に考えるようになりました。

サクラサクの経営の大きな特徴は、上場やEXITをゴールにしていないこと。
無論、上場することのメリットや夢はねぎおには計り知れないものがあると認めた上で、上場をしない、上場を目指さないからこそできる経営があります。

売上の低下、赤字、成長の鈍化。上場を目指す企業であれば許されません。しかし、サクラサクの場合、1つの条件を加えるのであればそれも可能になります。それは、『生存確率を高める為であれば』という一文です。

『急成長業界において、成長の鈍化は衰退を意味する』

長年、ベンチャー企業の経営をしていく中で、ねぎおの頭にこびりついている言葉です。一方で、今回のコロナを乗り越えたことで、目の前の数字よりも優秀なメンバーが生き生きと働いてくれれば、いくらでも挽回できるという成功体験をしました。我々の経営スタンスはホームランを打つことではなく、出塁し続けること。

組織のコンディションが良くない状態で航海を続けるよりも一度、港に停船して、修理、アップデートをするべきだと判断しました。

この3年間の改革と18期の好調な業績のおかげで、財務状況を安定させることができました。このおかげで生まれた経営資源をしっかりメンバーに歓迎すべく、過去最高額の賞与支給と過去最高レベルの給与のベースアップを実施しました。さらに19期の数値目標を大幅に引き下げました。

昇給に関しては、先日、母親と帰省する際の往復3時間の車中の会話の影響が無茶苦茶大きいですｗ

『ねぎお社長、給与を上げて、目標も下げて、大丈夫なんですかい？』と社員から言われてしまそうですが、大丈夫です。

この3年間で築いた利益製造装置とそれを動かす優秀なメンバーがいれば、一時的な売上の低下や赤字などかすり傷に過ぎません。19期は船を停泊させます。その代わりに個の成長にフォーカスすることで、次なる3年、組織も個人も生存確率を高めたいと思います。

サクラサクの前身であるブルトアに入社したのが2006年10月。社長に就任したのが2015年4月。その間、多くの人との出会いや別れを繰り返す中で思うことがあります。サクラサクが定義する優秀なメンバーには、一生サクラサクで働いて欲しいと。我々の経営は1日でも長く会社を続けること、であればそこにいるメンバーには1日でも長く働いて欲しい。

その為には、メンバーが会社に求めること、具体的には『給与』、『成長』、『変化』、『挑戦』、『環境』などをしっかり提供できる環境を作り、転職する必要がない、生活の不安を感じる必要がない、そんな会社にすることが社長のミッションだと考えています。

そしてメンバーはとにかく顧客に徹底的に向き合い課題を解決をすること。AIにはできない、人間にならではの泥臭くて、人情味のある仕事をすることがメンバーのミッションです。

綺麗事に聞こえるかもしれませんが、綺麗事を言えなくなったら、社長失格なのかなとｗ

19期も実直に成長していきたいと思います。サクラサクを今後ともよろしくお願いいたします。

メンバー皆さん、共に成長していきましょう！

■採用告知：アカウントプランナー募集中

今の働き方や環境、自身の未来の生き方に疑問を感じている方、そして少しでもサクラサクの環境に興味を持って頂きましたら、まずは気軽にねぎおとオンライン面談からスタートしましょう。

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