私の恋愛日記16辞表

次の日。
「おはようございます」
トーマさんはまだ来ていない
私が早く出社したからだ

社長に話があった
私「社長。これ……」
社長は驚いている
社長「何かあったのかい?」

私は辞表を出したのだ
もう嫌なのだ
トーマさんとユキナさんを見るのが。

社長には実家が大変だと言った
社長はまた戻っておいで?と優しく言ってくれた
ズキズキ
*良くして下さってくれたのに……*

申し訳なかった

その時、トーマさんが出社してきた
辞表が見えたみたいだ
トーマ「櫻さん!ちょっと来て」
私はしぶしぶ着いて行く

トーマ「ユキナは違うんだ…。親が仲良くて勝手に婚約者扱いして……」
私はでもキスしてたじゃん。と思った
私「トーマさん?楽しかったです。」
トーマ「嫌だ」
歳は離れてるのに子供みたいな事を言う
一瞬可愛いと思った私が居た
トーマ「じゃあ……最後に。家来て?」
私「お家はダメです……」
トーマ「最後だから!」
私は優柔不断だ。
恋愛に関するとダメになってしまう
私「……分かりました」

ユキナさんも出社してきた
私は睨まれた
……バレてたのか……。
ユキナさんは社長のとこにある辞表を見て
笑顔になった

ユキナ「今日で最後?お疲れ様です」
この変わりよう……
私は1日黙って仕事をした
トーマさんの家に行くのか……
また何かあるんじゃ……

夕方、私はちゃんと断わろうと思って台詞を考えていた、
トーマさんの家は明かりがついている
帰ってくるの早っ……

ピンポン

トーマさんが速攻抱きしめてくる
私「はっ早く玄関閉めて下さいっ」
お家に入る
トーマさんの匂いだ
心地よく感じた
トーマ「ユキナとの事は本当にごめん。もう最近うっとおしかったんだ。」
私は黙っている
トーマ「信用出来ない?」
ワタシはこくりとうなずいた。

トーマさんは急にまたキスをしてきた、
私「ダメです!っつ…」
トーマさんは舌を入れてくる
私は恥ずかしすぎて泣きそうだ
私「トーマさん…ダメです…」
トーマ「櫻さんの事を毎日毎日考えてしまう」
どうしたらいい?と聞いてくる
私「いや、トーマさん、ユキナさん以外にも居るでしょ?」
トーマ「気持ちは無い。櫻さんからすると最低かもしれない」
私は、その人達を大切にしてあげて下さいと言った
トーマ「嫌」
私「トーマさん子供みたいアハハ」
でも……と言い断わろうとしたらまたキスをしてくる
何か今度のは苦しい
息が出来ない
服の上から触ってくる
私はまた流されてしまうのだろうか
いつの間にか上半身が乱れた状態でブラだけになってしまった

どおしよう
心臓がバクバクする

……とその時
バーンと玄関が開かれた
ユキナさんだ

「お前!何やってんだよ!」

私は引っぱたかれた
ユキナ「こんな事だろうと思ったんだよ!」

私は上半身がはだけた状態で放心していた

トーマさんがユキナさんを止める
ユキナさんはまだ私に掴みかかってくる
私「ごめんなさい…」
その言葉しか発せなかった

私がトーマさんの家に行き
キスされても実は嬉しかった

私が悪い

トーマさんはユキナさんにキレていた
「ダリィんだよ。お前重いんだよ。」
トーマさんはユキナさんに罵声を浴びている
ユキナさんは黙った

ユキナさんは泣きそうだ
どうしよう
私「あの!帰ります!申し訳ございませんでした」
私は服を着てそそくさと用意をする
トーマさんは手を握って離さない
私「トーマさん!今日は!ユキナさんと話し合いするべきです!」
トーマさんは そうだな…と言い
とりあえず返してくれた。

怖かった
修羅場は初めてだ
ユキナさんの気持ちは痛いほど分かる
私は涙が勝手に出てきた
グズグズいいながらフラフラして帰った

続く

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