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71幸せになるのか

私達は大阪に帰ってきた
伊織さんはウキウキだ

いつも思うが伊織さんは長年ホストやっているからか 二日酔いとか無くていつも元気だ

伊織「さくらちゃん!石鹸!お母さん送ってくれるって」
ワタシ…いつの間に…
伊織「お父さんかっこいいよなぁ
俺もあんな風になりたい」
ワタシ「え〜伊織さんは明るい伊織さんがいいよ!」

電車がそろそろ大阪に着く
伊織さんは サングラスに帽子を被る
あ…。そっか。まだ半年あるんだ…

どうするんだろう

大阪に着いたらミナトさんが待っていた
ワタシ?!

ミナト「さくらちゃん苦笑
嫌な顔しないでよ笑 これから仲良くなるんだよ」
ワタシ「あっ…そうか…ミナトさんもお父さんと会ったんだ」
ミナト「とりあえず… 伊織、さくらちゃん結婚おめでとう!!」
伊織「ありがとうございます!」
ワタシは小さい声でお礼を言う

やっぱりミナトさんは苦手だ
ミナト「伊織。お前街中2人で歩いてると誰かに会うかもしれないから俺も新居まで行くよ」

新居??
えっまだ決めてなかったのに

伊織さんは手を合わせて
「ごめん!さくらちゃん!びっくりさせようと思って。お父さんと何枚かの物件にさくらちゃん○付けてたやろ?その中から選んで決まってしまって…」
ワタシ「何で言ってくれへんかったん…」
でも伊織さんは自信があるのか
「さくらちゃん気に入ると思う」
と、言っていた

ミナトさんと3人でちょっと歩いて
タクシーに乗る

新居らしきマンションが見えてきた

ワタシ「えっ?凄い!」
伊織「お父さんが初期費用全部出してくれた…さくらちゃんお父さんに可愛がられてるね。」
伊織さんは嬉しそうだった

中も広い!ワタシはウロウロする

嬉しい……
ワタシ「ありがとう伊織さん…」

ミナト「しかしあの伊織が本命作ると思わなかったな…聞いた時びっくりしたよ。お前みたいな鬼畜は。」
伊織「ミナトさん酷い」
ミナト「…で?これからどうやって切っていくんか?伊織の本営達恐ろしいぞ?」
伊織「とりあえず、密室では会わない。手も繋がない。キスもしない。」
伊織「後、プレイヤー上がったと伝える。…でおかんのとこに行かなくちゃいけないと言う」
ミナト「そんなんで皆納得するかよ!プレイヤー上がったらカノジョってやつになれるって全員思ってるわ」
伊織「もっと…卑劣なやり方あるけど…さくらちゃんを不安にさせたくない」
ミナト「おーい。伊織マジかよ。
惚れた方が負けだぞ?笑」
伊織「さくらちゃんになら騙されてもいいよ。」

伊織さん……
ワタシは泣きそうだった
ワタシもどうにかしなくっちゃ
伊織さんはワタシを見て手を繋ぐ

ミナトさんは見てらんね〜またな。と帰っていった

伊織「問題は龍星とえみななんだよな…」
ワタシ「龍星?」
伊織「さくらちゃんまだよく分かってないけどあんな龍星初めてだ
ホンマに何するか分からないから
さくらちゃんお願いやから龍星の誘いには乗らないで?」
ワタシ「分かりました」
伊織さんはホッとしていた

以前のお家からも荷物持ってこなくちゃ
引越し業者呼ぼうかな…
ワタシが色々考えていると
伊織さんはニヤニヤしだした

ワタシは伊織さんが考えてる事が分かってしまった
ワタシ「伊織さん?お引越し終わってからね?」
伊織「はぁ?じゃあ今から引越し要員に従業員呼ぶわ」
ワタシ「えっ?!」
伊織さんは電話をし出す
伊織「帰ってきたぞ〜お土産あるぞ〜。 引越し要員3渡す。集めて?」
電話の相手は了解です!とか言って
電話を切った
続く

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