34 ソウイウ事ネ
ワタシと伊織さんはカラオケに着いた
伊織さんはずーっとダレかにメールしている
ワタシの携帯は龍星で埋まっている
部屋を決めてからドリンクを頼む
伊織さんが言った
「さくらちゃんは人が必要?それとも店舗?」
ワタシは黙っていた
龍星がずーっと連絡してきている
何かがおかしい
伊織「さくらちゃん?どした?」
ワタシ「飴」
伊織「飴?あ〜満喫の。ハッカが入ってたやろ。
苦かった??」
ワタシ「美味しかったです。とても」
伊織「今からもう1人、店を守ってくれている人が来るから紹介するね」
嫌な予感がした
その人はすぐに来た
待ってましたと言わんばかりに
【ミナトさんだ】
*覚えていない方は恋愛日記の7に登場します
ミナト「久しぶり♪さくらちゃん♪」
伊織さんはびっくりしていた
しているふりをしているのか?
ワタシは「今ドコに入ってはるんですか」
ミナト「察しがいいね。○○会」
ワタシ*あ〜…あそこか。キタでは強い組織だ*
ワタシ「…で?何で急に現れたんですか?」
ミナト「伊織がずっと言うんだよ。多分一般人じゃないって。大人しそうにしてるけどって」
ミナト「だから、寝てる間写真撮ってもらったら
まさかのさくらちゃんで俺びっくり笑」
伊織「知り合いだったんですか?!」
ミナト「俺、学校の先輩笑 懐かしっ」
ワタシ「……で?今日は何の要件で?」
ワタシは話を被せる
親の話にはなってほしくない
ミナト「さくらちゃん。怒らないでよ笑俺は昔の後輩だったさくらちゃんが今どうなっているのか見に来たんだよ」
ミナト「何かをしたいみたいだから手伝おうと思ってさ」
ワタシ「いや、要らないです。」
……っていうか伊織さん。
アナタも要らないです」
ワタシはミナトって人の事を今でも覚えている
あの何を考えているか分からない
ちょっと目があっただけで怯んでしまうような
……
でもワタシだって成長した
今は怖くない
伊織「さくらちゃん?どうしたん?」
伊織さんが何だか困っている
ワタシの携帯はずーっと鳴り止まないままだ
ミナト「飴食べたから?笑」
続く
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