夏目久生(Sakuraphon)

ピアノSPレコード研究家、マスタリング・エンジニア、作詞作曲。 バンドデビュー(BMG…

夏目久生(Sakuraphon)

ピアノSPレコード研究家、マスタリング・エンジニア、作詞作曲。 バンドデビュー(BMGビクター)、アートディレクター(WEB企業)、DIW Classics(ディスクユニオン)を経て、19世紀ピアニズムの歴史的録音復刻CDレーベル「Sakuraphon」を主催。

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    Leo Sirota : Piano Recital Vol.1 / レオ・シロタ:ピアノ・リサイタル Vol.1

    💿 Leo Sirota : Piano Recital Vol.1 “One day, Beate Sirota Gordon, the pianist’s daughter, phoned to mention that she might have a tape of two from Sirota’s weekly radio recitals in St. Louis, broadcast live from 1951 until 1962, in which he covered much of the piano’s literature.” - Allan EvansIt was around 1998 that Leo Sirota's archived sound source began to be made into a CD by Allan Evans. Three Arbiter CD titles are a collection of Russian composers, a collection of Chopin, and a farewell concert at Hibiya Public Hall, were released one after another, which thrilled piano music fans.The Leo Sirota Archives CD series will be released by Sakuraphon, which is inherited from Allan Evans (Arbiter Cultural Traditions inc.).💿 [track list]01. J.S.Bach : Prelude and Fugue in C minor (WTK, Book II, No.2) , BWV 87102. Couperin : La Favorite, Chaconne à deux temps (Livre I, Ordre III)03. Gluck/Brahms : Gavotte in A major ~ Iphigénie en Aulide 04. Mozart : 9 Variations on "Lison dormait", K264/315d05. Beethoven : 1st mvt. ~ Sonata in C# minor, Op.27-2 "Moonlight"06. Hummel : Rondo Favori in E-flat major, Op. 1107. Schubert : Moment Musical in F minor, Op.94-308. Mendelssohn : Scherzo in E minor, Op.16-209. Chopin : Fantasie in F minor, Op.4910. Chopin : Écossaises, Op.72-3(🔈 https://youtu.be/YQLB6gyDWLU )11. Liszt : Sonetto 47 del Petrarca ~ Années de pèlerinage II, S.161-412. Schumann : Aufschwung ~ Fantasiestücke, Op.1213. Brahms : Intermezzo in B-flat minor, Op.117-2♫14. Brahms : Capriccio in B minor, Op.76-2(🔈 https://youtu.be/QzlcAbHOJfw )15. Rachmaninoff : Polka de V.R.- TOTAL TIME : 74min 59sec.(broadcast recordings 1952-1962) First publicationAll tracks from Leo Sirota Archives (original master tapes).Transferred by Allan Evans (Arbiter of Cultural Traditions, Inc.), Remastered by Hisao Natsume (Sakuraphon).20 pages booklet (liner note with many photos) includes a newly-written short biography by James Irsay. *Previous released Leo Sirota's 3 CDs : Arbiter Cultural Traditions inc. (Allan Evans)https://arbiterrecords.org/💿レオ・シロタ:ピアノ・リサイタル Vol.1(1952〜1962年放送録音集)世界初復刻日本洋楽界の大恩人であるレオ・シロタのアーカイブ音源が世界中の音楽ファンから惜しまれながら逝去されたAllan Evans氏 (Arbiter Cultural Traditions inc.)* によってCD化され始めたのが1998年頃でした。ロシア作曲家集、ショパン集、そして日比谷公会堂の告別演奏会と3タイトルが次々リリースされ音楽ファンたちの胸をときめかせました。それらの音源は、シロタの娘さんであるBeate Sirota Gordonさんの住居地下室からアラン・エヴァンス氏によって発掘された膨大なマスターテープを元にしています。そのシロタの貴重なアーカイブを正式に引き継ぎ、Sakuraphonから順次リリースを行います。スタートを飾るこのアンソロジーは、レオ・シロタの魅力を伝えるためにバッハからラフマニノフまで幅広いレパートリーをラジオ放送録音音源から選びました。20ページのブックレットには、ピアニスト・音楽学者のJames Irsay氏によるライナーノートとご遺族から提供された貴重な写真を多数掲載しています。今後継続されるリリースにもご期待ください。(サクラフォン 夏目久生)*Previous released Leo Sirota's 3 CDs : Arbiter Cultural Traditions inc. (Allan Evans)https://arbiterrecords.org/
    ¥2,750
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    Leo Sirota : Piano Recital Vol.2 / レオ・シロタ:ピアノ・リサイタル Vol.2

    Leo Sirota : Piano Recital Vol.2 - 1950s Acetate disc recordings(Program note written by Sara Davis Buechner)💿 [track list]01. Chopin : Etude in C# minor, Op.10-402. Chopin : Etude in F major, Op.25-303. Chopin : Etude in E minor, Op.25-504. Chopin : Etude in G# minor, Op.25-6 05. Chopin : Etude in D-flat major, Op.25-806. Chopin : Etude in B minor, Op.25-1007. Chopin : Etude in A minor, Op.25-11 “Winter Wind”08. Chopin : Etude in C minor, Op.25-1209. Chopin : Valse No.5 in A-flat major, Op.4210. Chopin : Ballade No.1 in G minor, Op.2311. Chopin : Fantasy in F minor, Op.4912. Liszt : "Sonetto 104 del Petrarca" S.161/R.10-5~ Années de pèlerinage deuxieme année "Italie"13. Liszt : Hungarian Rhapsody No.6 in D-flat major, S.244/614. Weber : Konzertstück in F minor for Piano and Orchestra, Op.79with one of the leading conductors in the pre and post WW2 Europe, Jascha Horenstein (cond.) and the Little Symphony of Saint Louis.- TOTAL TIME : 76min 09sec.(broadcast recordings 1950's on acetate disc) First publication.You can optionally add 20 pages booklet (same as Vol.1) a newly-written short biography of Leo Sirota by James Irsay. All tracks from Leo Sirota Archives (original master tapes).Transferred by Allan Evans (Arbiter of Cultural Traditions, Inc.), Remastered by Hisao Natsume (Sakuraphon).*Previous released Leo Sirota's 3 CDs : Arbiter Cultural Traditions inc. (Allan Evans)https://arbiterrecords.org/レオ・シロタ : ピアノ・リサイタル Vol.2 - 1950年代 アセテート盤録音SKRP-LSA02世界初復刻 ジェームス・アーセイによるブックレット付(Vol.1と同じ)を、オプション選択で追加出来ます。💿 [track list]01. ショパン:エチュード ハ短調 Op.10-402. ショパン : エチュード ヘ長調 Op.25-303. ショパン:エチュード ホ短調 Op.25-504. ショパン : エチュード ト短調 Op.25-605. ショパン:エチュード 変ニ長調 Op.25-806. ショパン : エチュード ロ短調 Op.25-1007. ショパン:エチュード イ短調 Op.25-11 "冬の風"08. ショパン:エチュード ハ短調 Op.25-1209. ショパン : ヴァルス 第5番 変イ長調 Op.4210. ショパン:バラード 第1番 ト短調 Op.2311. ショパン:幻想曲 ヘ短調 Op.4912. リスト:巡礼の年第2年「イタリア」S.161/R.10-5 より 「ペトラルカのソネット第104番」13. リスト : ハンガリー狂詩曲 第6番 変ニ長調 S.244/614. ウェーバー : ピアノと管弦楽のための小協奏曲 ヘ短調 Op.79w / ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指揮)セント・ルイス小交響楽団
    ¥2,650 〜 ¥2,750
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マガジン

  • おとこらむ oto-column

    「音楽と鳥しんぶん」に連載されていたレコード研究家の音楽的日常のコラムが、noteマガジンでも登場!家人の夢の中で「あなたはレコードのマハラジャよ!」と美輪明宏さんに称賛された夏目久生の音楽日記。たまに「オーディオ夜話」やレコード研究家をめぐる4コマ漫画「ハートの人」も混入。

記事一覧

常盤貴子とジョアン・ジルベルトとアーシング

年に何度か海岸で裸足になってアーシングするんだけど、毎回ビーサン忘れてしまう。仕方ないから濡れた足を砂でまぶして乾かす。近くではトンビやカラスがレジャーシートに…

GREAT CHOPINZEES~ショパン演奏の秘かな愉しみ(トレイラー)

前回のレコードコンサート「レシェティツキの弟子たち」から約5年。昨日4/8(土)富士レコード社さんのお招きで開催させていただきました「GREAT CHOPINZEES~ショパン演奏…

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SPレコードコンサート「ショパン演奏の秘かな愉しみ〜GREAT CHOPINZEES」開催します

もっと良い音!SPレコードのカートリッジ再生①替針沼へようこそ

カートリッジ沼のほとりで カートリッジは入門モデルから高級ハイエンドモデルまで、かなりの価格幅があります。 ただ、ハイファイなピュアオーディオから程遠いノイズと…

意外と簡単❣️SPレコードの再生方法②

SP再生用のカートリッジを選ぼう!入門編 78回転モード付きのターンテーブルをお持ちなら、あとはカートリッジだけでとりあえずのSPレコードの再生は可能になります。 オ…

意外と簡単❣️SPレコードの再生方法①

SPレコードってなんじゃらほい?そもそもSPレコードって何?といいますと、皆さん映画などで観たことがあるラッパ型のホーンスピーカーを持った、あのレトロな蓄音器でかけ…

ピアニストと戦争〜ショパン国際ピアノコンクールと悲劇の女流ピアニスト

ショパンの祖国であるワルシャワで、第1回ショパン国際ピアノコンクールが開催されたのは1927年。 世紀の大ピアニストであるアレクサンドル・ミハウォスキ(1851-1938)をア…

アヴァンギャルドな元ベルギー王女   マリー・アントワネット・オーセナック・ド・ブロイの奏でる嫋嫋たるショパンの一部始終

マリー・アントワネット・オーセナック・ド・ブロイ王女(Princess Marie-Antoinette Aussenac de Broglie, 20 July 1883 - 31 October 1971)という、ポルトガルの貴族出…

偏愛的ワンピースのドリームキャスティング(随時更新中)

🏴‍☠️【麦わら海賊団】 ルフィ:ローラ ゾロ:加瀬亮 サンジ:綾野剛 ナミ:長澤まさみ ロビン:黒木メイサ ウソップ:大泉洋 チョッパー:神木隆之介 フランキー:ア…

夏目久生・未刊随筆全集

ーーーー 目 次 ーーーー あなたのトカゲです 春巻きトカゲ イモフカシテル男爵(嘘つき芋🥔) 寝てる時より眠い ご声援ありがとうございます 5000円ありがとうご…

日本とワルシャワのショパンの1949年

「眞木先生の音は可愛く激しく、独特な世界が聞こえる。まさに現代にピッタリ!」(綾戸智恵/ジャズシンガー) ショパン没後100周年である1949年。戦後4年、世界は戦争の惨…

ラヴェルと左腕のピアニスト

 パウル・ヴィットゲンシュタインは、実業家カール・ヴィットゲンシュタインとレオポルディン・マリア・ジョゼファ・カルムスの四男としてウィーンに1887年に誕生。第一次…

ニコライ・オルロフ〜ロシアピアニズムの継承者

帝政ロシアに生まれたニコライ・オルロフ(1882-1964)は、モスクワ音楽院でピアノをコンスタンチン・イグムノフに、作曲と対位法をセルゲイ・タネーエフに学んだ。ピアニ…

ショパンの孫弟子による伝説のノクターン

19世紀生まれのピアニストによる歴史的名盤⑤ ラウル・フォン・コチャルスキ(1885-1948, ポーランド ) ショパン「夜想曲第2番変ホ長調 作品9-2 (ヴァリアント付)」(1938…

巷に雨の降る如く〜ドビュッシーのピアノ

ビュッシーのショパン演奏を聴いたことのある者たちは、ハンマーを意識させない程のビロード・タッチと、溢れ出る泉のようなその響きを生涯忘れることが無かったという。そ…

19世紀生まれのピアニストによる歴史的名盤④ フランシス・プランテ

19世紀生まれのピアニストによる歴史的名盤④ フランシス・プランテ (1839-1934, フランス) ショパン「練習曲 ハ長調 Op.10-7」(1928録音) https://youtu.be/UOVs526XWJw

常盤貴子とジョアン・ジルベルトとアーシング

年に何度か海岸で裸足になってアーシングするんだけど、毎回ビーサン忘れてしまう。仕方ないから濡れた足を砂でまぶして乾かす。近くではトンビやカラスがレジャーシートに置き去りの荷物を漁ってソフトクリーム🍦のプラカップを開けようと大騒ぎ。まあまあ綺麗な由比ヶ浜でもこんな感じ。 昔、山口県の西長門に誰も入ってこないような美しい砂浜があった。 九州へのツアー中、夜走り明けのハイエーススーパーロングで目を覚まし、外へ出ると夢のような南国🏝️のビーチ。 必ず年に一度はここで半日過ごしていた

再生

GREAT CHOPINZEES~ショパン演奏の秘かな愉しみ(トレイラー)

前回のレコードコンサート「レシェティツキの弟子たち」から約5年。昨日4/8(土)富士レコード社さんのお招きで開催させていただきました「GREAT CHOPINZEES~ショパン演奏の秘かな愉しみ」が盛況のうちに終了いたしました。 約二時間半、2回の休憩を挟みながらの長丁場でしたが、皆様リラックスして楽しんでいただけたようで、当日の朝までムービーを作りながらレコード選定に迷った甲斐がありました。ご来場の皆様、スタッフの方々、応援してくださった方々に深く感謝しております。 記録も兼ねまして、今回は6章に分けてサクラフォン秘蔵のSPレコードをご紹介いたしました。ムービーのトレイラーとトラックリストのご報告をさせていただきます。 「GREAT CHOPINZEES〜ショパン演奏の密かな愉しみ」 第1章:偉大なるショパンジーたち Vladimir de Pachmann (1848-1933):ワルツ 第6番, Op.64-1(前口上付き) Victor GIlle (1884-1964):夜想曲 第5番, Op.15-2 Auguste de Radwan (1867-1957):二つのマズルカ, Op.6-2 & 30-4 第2章:ショパン異種格闘技 Adolphe Hennebains (1862-1914):夜想曲 第5番, Op.15-2(タファネル編)(フルート独奏、オーケストラ伴奏) Dino Jonesco ( ??? ):ワルツ 第7番, Op.64-2(ツィンバロム独奏、ピアノ伴奏) Lalyta Almirón (1914-1997):夜想曲 第2番, Op.9-2(タレガ編)(ギター独奏) ~ 休憩 第3章:日本のショパンジー 澤田 柳吉 (1886-1936):ワルツ 第7番, Op.64-2 野辺地 勝久(1910-1966):夜想曲 第16番, Op.55-2 第4章:忘れられたショパンジーたち Gertrude Meller (1879-1945):夜想曲 第10番, Op.32-2 Wilhelm Backhaus (1884-1969)):練習曲, Op.10-7 & ワルツ 第6番, Op.64-1 ~ 休憩 第5章:装飾的ショパン Vladimir de Pachmann (1848-1933):ゴドウスキー編;革命のエチュード(左手のみ) Victor Schiøler (1899-1967):ゴドウスキー編;蝶々のエチュード Raoul von Koczalski (1884-1948):夜想曲 第2番, Op.9-2(ヴァリアント付) Cecile Staub Genhart (1898-1983):ザドラ編;ワルツ 第6番, Op.64-1 第6章:歌ショパン歌 Miiza Korjus (1909-1980):乙女の願い〜17のポーランドの歌(ドイツ語、オーケストラ伴奏) ~ 終幕 また更に楽しい企画で、次回もお会いできることを楽しみにしております。Sakuraphon 夏目久生

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SPレコードコンサート「ショパン演奏の秘かな愉しみ〜GREAT CHOPINZEES」開催します

もっと良い音!SPレコードのカートリッジ再生①替針沼へようこそ

カートリッジ沼のほとりで カートリッジは入門モデルから高級ハイエンドモデルまで、かなりの価格幅があります。 ただ、ハイファイなピュアオーディオから程遠いノイズと傷まみれのSPレコード再生に於いては、高価で繊細なモデルは必要ありません。ハイエンドといってもEMTやortofon辺り止まりです。どちらにしろ78rpm用替針のあるカートリッジはそれ程無いので、手に入るだけ全て試してみても良いと思います。 SONOVOXやDENON102SDなどは、STANTONやナガオカと大分

意外と簡単❣️SPレコードの再生方法②

SP再生用のカートリッジを選ぼう!入門編 78回転モード付きのターンテーブルをお持ちなら、あとはカートリッジだけでとりあえずのSPレコードの再生は可能になります。 オーディオテクニカは、SPレコード用のカートリッジをずっと発売し続けてくれている良心的なメーカーです。手軽な価格ですが、扱いやすく、針交換も安定供給が期待できるので入門編として安心してお勧めできます。付け加えますと、良い音を求めるならばやはり上位モデルの方をお勧めします。 LP用カートリッジ、SP用カートリッ

意外と簡単❣️SPレコードの再生方法①

SPレコードってなんじゃらほい?そもそもSPレコードって何?といいますと、皆さん映画などで観たことがあるラッパ型のホーンスピーカーを持った、あのレトロな蓄音器でかける専用のレコードなんです。これはLPレコード(12インチ ヴァイナル)が一分間に通常33.3回転(33.1/3rpm)するのに対して、SPレコードは78.26回(78rpm)もの高速で回転するのです。 通常のアナログ盤がヴァイナル=Vinyl盤と呼ばれる通り、ビニールを原料として割れにくい性質に対して、SPレコー

ピアニストと戦争〜ショパン国際ピアノコンクールと悲劇の女流ピアニスト

ショパンの祖国であるワルシャワで、第1回ショパン国際ピアノコンクールが開催されたのは1927年。 世紀の大ピアニストであるアレクサンドル・ミハウォスキ(1851-1938)をアイコンに、J.ジュラヴレフとZ.ジェビエツキの両教授が、ショパン演奏の更なる繁栄を掲げてのスタートでした。 もう一つの目論見として、ポーランド・ピアニスト達を世界に発信したい、という想いがあったはずです。しかし、実際に優勝したのはロシア・ピアニストのレフ・オボーリンであり、これを発端として、国家を背負っ

アヴァンギャルドな元ベルギー王女   マリー・アントワネット・オーセナック・ド・ブロイの奏でる嫋嫋たるショパンの一部始終

マリー・アントワネット・オーセナック・ド・ブロイ王女(Princess Marie-Antoinette Aussenac de Broglie, 20 July 1883 - 31 October 1971)という、ポルトガルの貴族出身のピアニストがいた。ジャック・ド・ブロイ王子と結婚したことによって、1933年に離婚するまでのおよそ7年の結婚の間、王女となった。 オーセナック・ド・ブロイは、出生地ポルトガルでフランツ・リストの高弟であるホセ・ヴィアナ・ダ・モッタ(Jos

偏愛的ワンピースのドリームキャスティング(随時更新中)

🏴‍☠️【麦わら海賊団】 ルフィ:ローラ ゾロ:加瀬亮 サンジ:綾野剛 ナミ:長澤まさみ ロビン:黒木メイサ ウソップ:大泉洋 チョッパー:神木隆之介 フランキー:アントニオ猪木 ブルック:佐藤タイジ(ex.シアター・ブルック) ジンベエ:マツコデラックス ☠️【最悪の世代】 トラファルガー・ロー:松田龍平 ユースタス・キッド:うじきつよし キラー(鎌ぞう): ウルージ : ピエール瀧 カポネ・ベッジ:せんだみつお スクラッチメン・アプー:所ジョージ ジュエリー・ボニー

夏目久生・未刊随筆全集

ーーーー 目 次 ーーーー あなたのトカゲです 春巻きトカゲ イモフカシテル男爵(嘘つき芋🥔) 寝てる時より眠い ご声援ありがとうございます 5000円ありがとうございます (相撲の勝利インタビューにて) 身体がシフォンケーキ ゴッドファーザー鬼塚 丁度いい音頭(温度) いい加減な人のダンス 嘘もベートーヴェン(嘘も方便) 本当のカニを知りたいだけ(U2的魂の叫び) → カニの味噌汁🦀 (神のみぞ知る) ねーでゲス(ラップ) オナラとは空砲である

日本とワルシャワのショパンの1949年

「眞木先生の音は可愛く激しく、独特な世界が聞こえる。まさに現代にピッタリ!」(綾戸智恵/ジャズシンガー) ショパン没後100周年である1949年。戦後4年、世界は戦争の惨禍からの復興の最中にありました。ナチスの侵略によって壊滅させられたショパンの故郷ポーランドのワルシャワでは、このショパンの記念的な年に、戦後初「第4回ショパン国際ピアノコンクール」を開催し新しい時代の幕開けを行いました。(このコンクールの優勝者は同率一位ということで、ハリーナ=チェルニー・ステファンスカ [

ラヴェルと左腕のピアニスト

 パウル・ヴィットゲンシュタインは、実業家カール・ヴィットゲンシュタインとレオポルディン・マリア・ジョゼファ・カルムスの四男としてウィーンに1887年に誕生。第一次世界大戦中に負傷から右腕を失い、左手のピアニストとして成功を収めたことで知られています。また、高名な哲学者ルートヴィヒ・ヴィットゲンシュタインの兄にもあたります。  当時、ウィーンの上流階級であったヴィットゲンシュタイン家には、ブラームス、クララ・シューマン、ヨハン・シュトラウス、マーラー、ヨーゼフ・ラーボル、リ

ニコライ・オルロフ〜ロシアピアニズムの継承者

帝政ロシアに生まれたニコライ・オルロフ(1882-1964)は、モスクワ音楽院でピアノをコンスタンチン・イグムノフに、作曲と対位法をセルゲイ・タネーエフに学んだ。ピアニストとしてデビューを果たした1912年には、作曲者自身の指揮でグラズーノフ「ピアノ協奏曲」の初演も務め成功を収めている。ロシアの同世代ピアニストであるネイガウス、ゴリデンヴェイゼル等は祖国に残りソビエト・ピアニストたちを育てたが、オルロフは英国に拠点を移し世界を舞台に演奏活動を続けた。そして、ピアノの魔術師パハ

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ショパンの孫弟子による伝説のノクターン

19世紀生まれのピアニストによる歴史的名盤⑤ ラウル・フォン・コチャルスキ(1885-1948, ポーランド ) ショパン「夜想曲第2番変ホ長調 作品9-2 (ヴァリアント付)」(1938年録音) ● ショパンの高弟カロル・ミクリにショパン伝統の継承者として育てられたサラブレットであるコチャルスキによる伝説的なSPレコード。聴き慣れないヴァリアント(装飾音)は、ミクリがショパン自身の演奏を聴いて書き留めたものと伝えられており、さらにはも別バージョンまでコチャルスキのさらに古いSP録音やミハウォスキの録音に残されています。 ショパンは即興的な装飾音を付けて演奏した例が幾つも伝えられていますが、これのレコードはそれを裏付けています。 コチャルスキが、どの程度ショパン自身の演奏スタイルを再現しているか、過大評価は禁物ですが師ミクリから多くの証言を得た事は確かです。このレコード以外にも「幻想即興曲」などの演奏は拍の取り方が違う楽譜を元に演奏されていて非常に興味深いものです。 ▶︎ コチャルスキは、晩年のライブ録音に、よりリラックスした本来の姿を見出す事ができます。(私にはレコード録音は、少し強張ったように聴こえます。)またピアノロールも数本残しており、こちらは余り知られていません。ショパンのクラコヴィアク Op.14や、独奏版のピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11などレコード録音されていない曲も多くあり、いつの日かCD復刻される事を願って止みません。

巷に雨の降る如く〜ドビュッシーのピアノ

ビュッシーのショパン演奏を聴いたことのある者たちは、ハンマーを意識させない程のビロード・タッチと、溢れ出る泉のようなその響きを生涯忘れることが無かったという。それもそのはず、ドビュッシーはショパンの弟子であったフレーヴィル夫人にピアノを習っている。ドビュッシーの才能が、この夫人からショパン演奏の秘密を多く吸収していた事は容易に想像されるのである。 確かにドビュッシーのショパン演奏なんて想像しただけでも目も眩むような話だが、残念ながら後世の我々には夢想する以外に忍ぶ手段は残され

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19世紀生まれのピアニストによる歴史的名盤④ フランシス・プランテ

19世紀生まれのピアニストによる歴史的名盤④ フランシス・プランテ (1839-1934, フランス) ショパン「練習曲 ハ長調 Op.10-7」(1928録音) https://youtu.be/UOVs526XWJw ●ショパン自身のピアノ演奏を聴いたことがあるとされる唯一のピアニストによるショパンのレコード。この最晩年の演奏は、スイスの自宅までコロムビアが機材を運び込んだ甲斐もあり、愛用のエラールの響きによるプランテの伝説的な「フローティング・トーン」の実演に接する事が出来る訳です。このフローティング・トーンについては、こんな逸話が残されています。 「ええ、私も一音だけならプランテのタッチを真似する事は出来ますよ。でも一曲通して彼のトーンで演奏することはとても出来ません。」 プランテを聴くたびに思い出すのは、アンドレ・ジッド著「ショパンについての覚え書き」です。 ノーベル賞作家として記憶されているジッドは、幼少期にショパンの弟子に学んだアマチュア・ピアニスト。 この著作中で、コルトーのレコードも、ラジオから聴こえてきた名ピアニスト(誰なのか?)のショパンも、ダリウス・ミヨーのサロンで聴いた技巧的に完璧なショパンにも、ジッドは嫌悪の念を示します。 こういう事はなかなか明け透けに口にしない様にしてるのですが、実は僕も同じ想いを抱いています。そして、その対極にあって、ショパンの本質に迫る演奏は、プランテのレコードによって明示されていると考えています。 プランテの演奏は、音楽の構造的な美しさ、和声の精妙さ、対位法的な内声の明確化、フレーズ一音一音の音価をたっぷりと聴かせてくれます。如何に多くのピアニストたちが、ショパン音楽の魅力的な部分を早いテンポですっ飛ばしているかが良く判ります。 ▶︎プランテのSPレコードは、LPやCDで各社から復刻されており、現在でも容易に聴くことが出来ます。しかし、ハプフェルト社に残されたピアノロールは、あまり良い状態で採録されていない動画でしか聴くことが叶いません。レコード録音の少ないプランテの貴重な資料として、この分野の復刻が進むよう切に願っています。