夏目久生(Sakuraphon)

ピアノSPレコード研究家、マスタリング・エンジニア、作詞作曲。 バンドデビュー(BMG…

夏目久生(Sakuraphon)

ピアノSPレコード研究家、マスタリング・エンジニア、作詞作曲。 バンドデビュー(BMGビクター)、アートディレクター(WEB企業)、DIW Classics(ディスクユニオン)を経て、19世紀ピアニズムの歴史的録音復刻CDレーベル「Sakuraphon」を主催。

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    日本人初のショパン弾き「澤田柳吉の芸術 日本録音集」(2枚組) / The art of Ryukichi Sawada (1886-1936) [2 CDs]

    「澤田柳吉の芸術 ピアノロール&SPレコード 日本録音集」(2枚組)「日本初のショパン弾き」である澤田柳吉 (1886-1936)のピアノ独奏の78rpmレコードと、貴重な日本製ピアノロール(打ち込みによる自動演奏)、邦楽の調和や歌劇、鉄道唱歌など幅広い活動を収めた集大成(CD2枚組、全44トラック、約2時間半、多田純一氏による解説ブックレット12P付き)です。また、日本初録音のベートヴェン「悲愴ソナタ」全曲では、TOKYO RECORDSの未発売テストプレス盤(第2楽章、第3楽章)を世界初収録しました。先駆けて刊行された多田純一著「澤田柳吉 日本初のショパン弾き」(春秋社)と併せてお聴きいただくと楽しみが倍増します。Format: オーディオCD 2枚組Jacket: 紙ジャケット(Sakuraphon仕様)多田純一氏による解説(日本語)先月にさきがけて春秋社から刊行された 多田 純一 氏著「澤田柳吉 ~ 日本初のショパン弾き」に併せて、Sakuraphon より「澤田柳吉の芸術〜ピアノロール&SPレコード 日本録音集」(2枚組、多田純一氏による12Pライナーノート付)を本日より発売開始いたしました。多田純一氏、 松原 聡 氏をはじめ、多くの方々にご協力を賜り、全44曲、約2時間半に及ぶ集大成CDとなりました。制作中には、TOKYO RECORDの「悲愴ソナタ〜第2、第3楽章」の未発売テストプレスが小山内洋氏によって発見されるなど奇跡的な縁もあり、このCDには特別な感慨を持っています。澤田柳吉は久野ひさと並んで日本初のコンサートピアニスト世代であり、また様々な音楽活動を行なったマルチタレントでした。邦楽を調和として西洋音楽とのミクスチャーをとても早い段階で試みた日本人音楽家としても再評価されてほしいと願っています。その幅広い活動を一挙に音源でたどることができるように編みました。約10年以上にわたる多田純一氏の研究成果の著作とともに、ぜひこのCDを併せてお聴きいただけると幸甚です。---------------------------------------------------------------------------The art of Ryukichi Sawada (1886-1936) [2 CDs]This compilation (2 CDs, total 44 tracks, approx. 2.5 hours, 12P bookletーJapanese language only) includes a 78rpm record of a piano solo by Ryukichi Sawada (1886-1936), "Japan's first Chopin player," a rare Japanese piano roll (automatic performance by typing), and a wide range of activities including Japanese music harmony, opera, and railroad songs.In addition, the world premiere recording of Beethoven's "Sonata Pathetique" in its entirety (2nd and 3rd movements), recorded for the first time in Japan, is an unreleased test pressed by TOKYO RECORDS. The enjoyment will be doubled if you listen to it together with "Ryukichi Sawada: Japan's First Chopin Player" by Junichi Tada (published by Shunju-sha), which was published earlier in the year.[Track list]Disc 1 : Focus on Piano Rolls and a ‘Harmonized Music’01. R. Sawada : Butterfly02. R. Sawada : Musume Dojoji, second volume03. R. Sawada : Musume Dojoji, Mari Uta04. R. Sawada : Cyouwa Kanjincyo05. R. Sawada : Ume ha Saitaga06. R. Sawada : Syoseibushi07. R. Sawada (arr.) : Ootsue08. R. Sawada (arr.) : Sumiyoshi09. R. Sawada : Yuki ha Tomoe10. R. Sawada : Hana ha Iroiro11. R. Sawada : variation theme on Hotaru no Hikari
(1~11 tracks from Piano Rolls made in JAPAN)
12. Bishop / Satomi : Home, sweet home (Haniu no Yado)13. W.S.Hays / K.Indou : My Dear Old Sunny Home (Kokyou no Haioku)
Sung by Nobuko Hara, Piano accompaniment by Ryukichi Sawada
14. French trad. / I.Kabe : Susume, susume [Cyowagaku]
Conducted by Ryukichi Sawada
15. Nousyo / Tabe : Momotarou [Cyowagaku] ~ Uwagi to Kame
Sung by Fusako Sonobe, Piano - Ryukichi Sawada
16. R. Sawada (arr.) : Ume nimo Haru [Hauta, Cyowagaku]17. R. Sawada (arr.) : Harusame (Spring Rain) [Hauta, Cyowagaku]18. Rokuzaemon Kineya IX / R. Sawada (arr.) : Yechigojishi
Piano - Ryukichi Sawada, Flute - K.Yokoyama, Violin - K.Endo
19. Fairy-tale opera : Kobutori (beginning with Chopin’s Nocturne,Op.37-1)20. Fairy-tale opera : Jigoku no Undoukai (The Sports Day in Hell)
Nitto Kagekidan, Direction and piano - Ryukichi Sawada, 
21. R.Taki / B.Doi : Kojo no Tsuki ~ Scotland trad. / T.Oowada : Yuzora Harete22. H.Takeshima / H.Tanaka : Tennen no Bi ~ C.M.Weber (arr. Kitamura) : Enyukai - Theme from “Der Freischütz”
Sung by Sadako Yamashita, Piano - Ryukichi Sawada

23. H.Takeshima / H.Tanaka : Uruwashiki Tennen (Tennen no Bi)
Shakuhachi (Bamboo Flute) - Rando Fukuda, Piano - Kiyoshi Komatsu
24. R.Sawada / C.Tsukuda : Katayamazu Kouta
Sung by Aiko Izumi with Nitto Jazz band

(12~24 tracks from original 78rpm disc.)Disc 2 ; Complete 78rpm Records Solo Collection01~03. Beethoven : Piano Sonata No.8 “Pathétique” (2nd & 3rd mvt. are unissued test pressing)04. Mendelssohn : Hunting Song, Op.19-305. Chopin : Polonaise No.3 in A, Op.40-1 “Militaire”06. Chopin : Valse no.7 in C# minor, Op.64-207. Beethoven : Piano Sonata No.8 “Pathétique” (3rd mvt)08~10. Beethoven : Piano Sonata No.14 “Moonlight” (acoustic recordings)11~13. Beethoven : Piano Sonata No.14 “Moonlight” (electric recordings)Piano - Ryukichi Sawada[Bonus Tracks}14. R.Sawada (arr.) : Hatusame (Spring Rain)15. Rokuzaemon Kineya IX / R. Sawada (arr.) : Yechigojishi
Piano - Mitsue Yamamura, Guidance - Ryukichi Sawada
16. Rokuzaemon Kineya IX / R. Sawada (arr.) : Yechigojishi
Piano - Alois Melichar

17. ~20. M.MItsuru / Various artist : Shin Tetsudo Shoka (New Train Songs)Format: Pressed 2 CDs set, Audio CDJacket: Paper SleeveWith 12p booklet, liner note by Mr.Junichi Tada.
    ¥5,220
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    Leo Sirota : Piano Recital Vol.2 / レオ・シロタ:ピアノ・リサイタル Vol.2

    Leo Sirota : Piano Recital Vol.2 - 1950s Acetate disc recordings(Program note written by Sara Davis Buechner)💿 [track list]01. Chopin : Etude in C# minor, Op.10-402. Chopin : Etude in F major, Op.25-303. Chopin : Etude in E minor, Op.25-504. Chopin : Etude in G# minor, Op.25-6 05. Chopin : Etude in D-flat major, Op.25-806. Chopin : Etude in B minor, Op.25-1007. Chopin : Etude in A minor, Op.25-11 “Winter Wind”08. Chopin : Etude in C minor, Op.25-1209. Chopin : Valse No.5 in A-flat major, Op.4210. Chopin : Ballade No.1 in G minor, Op.2311. Chopin : Fantasy in F minor, Op.4912. Liszt : "Sonetto 104 del Petrarca" S.161/R.10-5~ Années de pèlerinage deuxieme année "Italie"13. Liszt : Hungarian Rhapsody No.6 in D-flat major, S.244/614. Weber : Konzertstück in F minor for Piano and Orchestra, Op.79with one of the leading conductors in the pre and post WW2 Europe, Jascha Horenstein (cond.) and the Little Symphony of Saint Louis.- TOTAL TIME : 76min 09sec.(broadcast recordings 1950's on acetate disc) First publication.You can optionally add 20 pages booklet (same as Vol.1) a newly-written short biography of Leo Sirota by James Irsay. All tracks from Leo Sirota Archives (original master tapes).Transferred by Allan Evans (Arbiter of Cultural Traditions, Inc.), Remastered by Hisao Natsume (Sakuraphon).*Previous released Leo Sirota's 3 CDs : Arbiter Cultural Traditions inc. (Allan Evans)https://arbiterrecords.org/レオ・シロタ : ピアノ・リサイタル Vol.2 - 1950年代 アセテート盤録音SKRP-LSA02世界初復刻 ジェームス・アーセイによるブックレット付(Vol.1と同じ)を、オプション選択で追加出来ます。💿 [track list]01. ショパン:エチュード ハ短調 Op.10-402. ショパン : エチュード ヘ長調 Op.25-303. ショパン:エチュード ホ短調 Op.25-504. ショパン : エチュード ト短調 Op.25-605. ショパン:エチュード 変ニ長調 Op.25-806. ショパン : エチュード ロ短調 Op.25-1007. ショパン:エチュード イ短調 Op.25-11 "冬の風"08. ショパン:エチュード ハ短調 Op.25-1209. ショパン : ヴァルス 第5番 変イ長調 Op.4210. ショパン:バラード 第1番 ト短調 Op.2311. ショパン:幻想曲 ヘ短調 Op.4912. リスト:巡礼の年第2年「イタリア」S.161/R.10-5 より 「ペトラルカのソネット第104番」13. リスト : ハンガリー狂詩曲 第6番 変ニ長調 S.244/614. ウェーバー : ピアノと管弦楽のための小協奏曲 ヘ短調 Op.79w / ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指揮)セント・ルイス小交響楽団
    ¥2,900 〜 ¥3,000
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マガジン

  • おとこらむ oto-column

    「音楽と鳥しんぶん」に連載されていたレコード研究家の音楽的日常のコラムが、noteマガジンでも登場!家人の夢の中で「あなたはレコードのマハラジャよ!」と美輪明宏さんに称賛された夏目久生の音楽日記。たまに「オーディオ夜話」やレコード研究家をめぐる4コマ漫画「ハートの人」も混入。

  • 夏目久生:随筆集

記事一覧

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GREAT CHOPINZEES~ショパン演奏の秘かな愉しみ(トレイラー)

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ピアニストと戦争〜ショパン国際ピアノコンクールと悲劇の女流ピアニスト

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アヴァンギャルドな元ベルギー王女   マリー・アントワネット・オーセナック・ド・ブロイの奏でる嫋嫋たるショパンの一部始終

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夏目久生・未刊随筆全集

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日本とワルシャワのショパンの1949年

「眞木先生の音は可愛く激しく、独特な世界が聞こえる。まさに現代にピッタリ!」(綾戸智恵/ジャズシンガー) ショパン没後100周年である1949年。戦後4年、世界は戦争の惨…

ラヴェルと左腕のピアニスト

 パウル・ヴィットゲンシュタインは、実業家カール・ヴィットゲンシュタインとレオポルディン・マリア・ジョゼファ・カルムスの四男としてウィーンに1887年に誕生。第一次…

ニコライ・オルロフ〜ロシアピアニズムの継承者

帝政ロシアに生まれたニコライ・オルロフ(1882-1964)は、モスクワ音楽院でピアノをコンスタンチン・イグムノフに、作曲と対位法をセルゲイ・タネーエフに学んだ。ピアニ…

ショパンの孫弟子による伝説のノクターン

19世紀生まれのピアニストによる歴史的名盤⑤ ラウル・フォン・コチャルスキ(1885-1948, ポーランド ) ショパン「夜想曲第2番変ホ長調 作品9-2 (ヴァリアント付)」(1938…

radiohead「nude」~ハイリゲンシュタットの遺書 Remix

クラシック音楽をモチーフにしたユニット fav.Classiqua(ファブクラシカ)という活動をしています。 これは昔、ベートヴェン「月光ソナタ」をヒントにradiohead「nude」という曲のリミックスコンテストに応募した動画です。結構、いいところまで行ったけど賞は取れず! しかしその後、TikTokでこれをパクった人がちょっとだけバズったそうです(笑) 前半のアダージョは、ピアニストの一条あずさ氏、ブレイク明けからは入れ替わって僕がピアノ演奏をしました。もちろん歌は

君はハードボイルドになれたか

武蔵野市緑町商店街の横にある小学校前で「西部警察」のロケが行われたことがある。そりゃ急いで駆けつけるさ。 そこで先ず目に飛び込んできたのが、ベージュのコート🧥をヒラリとさせたティアドロップの漢、寺尾聰だった。 「シャドー・シティ」「ルビーの指輪」「出航(さすらい)」がチャートインして、空前のヒット曲を飛ばしている最中だった。 その時、僕の脳裏には高層ビルの大きな窓からワインを片手に都会の砂漠を見下ろす大人になった自分を妄想していた。 あぁ、寺尾聰はなんてカッコいい大人なんだ

常盤貴子とジョアン・ジルベルトとアーシング

年に何度か海岸で裸足になってアーシングするんだけど、毎回ビーサン忘れてしまう。仕方ないから濡れた足を砂でまぶして乾かす。近くではトンビやカラスがレジャーシートに置き去りの荷物を漁ってソフトクリーム🍦のプラカップを開けようと大騒ぎ。まあまあ綺麗な由比ヶ浜でもこんな感じ。 昔、山口県の西長門に誰も入ってこないような美しい砂浜があった。 九州へのツアー中、夜走り明けのハイエーススーパーロングで目を覚まし、外へ出ると夢のような南国🏝️のビーチ。 必ず年に一度はここで半日過ごしていた

再生

GREAT CHOPINZEES~ショパン演奏の秘かな愉しみ(トレイラー)

前回のレコードコンサート「レシェティツキの弟子たち」から約5年。昨日4/8(土)富士レコード社さんのお招きで開催させていただきました「GREAT CHOPINZEES~ショパン演奏の秘かな愉しみ」が盛況のうちに終了いたしました。 約二時間半、2回の休憩を挟みながらの長丁場でしたが、皆様リラックスして楽しんでいただけたようで、当日の朝までムービーを作りながらレコード選定に迷った甲斐がありました。ご来場の皆様、スタッフの方々、応援してくださった方々に深く感謝しております。 記録も兼ねまして、今回は6章に分けてサクラフォン秘蔵のSPレコードをご紹介いたしました。ムービーのトレイラーとトラックリストのご報告をさせていただきます。 「GREAT CHOPINZEES〜ショパン演奏の密かな愉しみ」 第1章:偉大なるショパンジーたち Vladimir de Pachmann (1848-1933):ワルツ 第6番, Op.64-1(前口上付き) Victor GIlle (1884-1964):夜想曲 第5番, Op.15-2 Auguste de Radwan (1867-1957):二つのマズルカ, Op.6-2 & 30-4 第2章:ショパン異種格闘技 Adolphe Hennebains (1862-1914):夜想曲 第5番, Op.15-2(タファネル編)(フルート独奏、オーケストラ伴奏) Dino Jonesco ( ??? ):ワルツ 第7番, Op.64-2(ツィンバロム独奏、ピアノ伴奏) Lalyta Almirón (1914-1997):夜想曲 第2番, Op.9-2(タレガ編)(ギター独奏) ~ 休憩 第3章:日本のショパンジー 澤田 柳吉 (1886-1936):ワルツ 第7番, Op.64-2 野辺地 勝久(1910-1966):夜想曲 第16番, Op.55-2 第4章:忘れられたショパンジーたち Gertrude Meller (1879-1945):夜想曲 第10番, Op.32-2 Wilhelm Backhaus (1884-1969)):練習曲, Op.10-7 & ワルツ 第6番, Op.64-1 ~ 休憩 第5章:装飾的ショパン Vladimir de Pachmann (1848-1933):ゴドウスキー編;革命のエチュード(左手のみ) Victor Schiøler (1899-1967):ゴドウスキー編;蝶々のエチュード Raoul von Koczalski (1884-1948):夜想曲 第2番, Op.9-2(ヴァリアント付) Cecile Staub Genhart (1898-1983):ザドラ編;ワルツ 第6番, Op.64-1 第6章:歌ショパン歌 Miiza Korjus (1909-1980):乙女の願い〜17のポーランドの歌(ドイツ語、オーケストラ伴奏) ~ 終幕 また更に楽しい企画で、次回もお会いできることを楽しみにしております。Sakuraphon 夏目久生

+4

SPレコードコンサート「ショパン演奏の秘かな愉しみ〜GREAT CHOPINZEES」開催します

もっと良い音!SPレコードのカートリッジ再生①替針沼へようこそ

カートリッジ沼のほとりで カートリッジは入門モデルから高級ハイエンドモデルまで、かなりの価格幅があります。 ただ、ハイファイなピュアオーディオから程遠いノイズと傷まみれのSPレコード再生に於いては、高価で繊細なモデルは必要ありません。ハイエンドといってもEMTやortofon辺り止まりです。どちらにしろ78rpm用替針のあるカートリッジはそれ程無いので、手に入るだけ全て試してみても良いと思います。 SONOVOXやDENON102SDなどは、STANTONやナガオカと大分

意外と簡単❣️SPレコードの再生方法②

SP再生用のカートリッジを選ぼう!入門編 78回転モード付きのターンテーブルをお持ちなら、あとはカートリッジだけでとりあえずのSPレコードの再生は可能になります。 オーディオテクニカは、SPレコード用のカートリッジをずっと発売し続けてくれている良心的なメーカーです。手軽な価格ですが、扱いやすく、針交換も安定供給が期待できるので入門編として安心してお勧めできます。付け加えますと、良い音を求めるならばやはり上位モデルの方をお勧めします。 LP用カートリッジ、SP用カートリッ

意外と簡単❣️SPレコードの再生方法①

SPレコードってなんじゃらほい?そもそもSPレコードって何?といいますと、皆さん映画などで観たことがあるラッパ型のホーンスピーカーを持った、あのレトロな蓄音器でかける専用のレコードなんです。これはLPレコード(12インチ ヴァイナル)が一分間に通常33.3回転(33.1/3rpm)するのに対して、SPレコードは78.26回(78rpm)もの高速で回転するのです。 通常のアナログ盤がヴァイナル=Vinyl盤と呼ばれる通り、ビニールを原料として割れにくい性質に対して、SPレコー

ピアニストと戦争〜ショパン国際ピアノコンクールと悲劇の女流ピアニスト

ショパンの祖国であるワルシャワで、第1回ショパン国際ピアノコンクールが開催されたのは1927年。 世紀の大ピアニストであるアレクサンドル・ミハウォスキ(1851-1938)をアイコンに、J.ジュラヴレフとZ.ジェビエツキの両教授が、ショパン演奏の更なる繁栄を掲げてのスタートでした。 もう一つの目論見として、ポーランド・ピアニスト達を世界に発信したい、という想いがあったはずです。しかし、実際に優勝したのはロシア・ピアニストのレフ・オボーリンであり、これを発端として、国家を背負っ

アヴァンギャルドな元ベルギー王女   マリー・アントワネット・オーセナック・ド・ブロイの奏でる嫋嫋たるショパンの一部始終

マリー・アントワネット・オーセナック・ド・ブロイ王女(Princess Marie-Antoinette Aussenac de Broglie, 20 July 1883 - 31 October 1971)という、ポルトガルの貴族出身のピアニストがいた。ジャック・ド・ブロイ王子と結婚したことによって、1933年に離婚するまでのおよそ7年の結婚の間、王女となった。 オーセナック・ド・ブロイは、出生地ポルトガルでフランツ・リストの高弟であるホセ・ヴィアナ・ダ・モッタ(Jos

偏愛的ワンピースのドリームキャスティング(随時更新中)

🏴‍☠️【麦わら海賊団】 ルフィ:ローラ ゾロ:加瀬亮 サンジ:綾野剛 ナミ:長澤まさみ ロビン:黒木メイサ ウソップ:大泉洋 チョッパー:神木隆之介 フランキー:アントニオ猪木 ブルック:佐藤タイジ(ex.シアター・ブルック) ジンベエ:マツコデラックス ☠️【最悪の世代】 トラファルガー・ロー:松田龍平 ユースタス・キッド:うじきつよし キラー(鎌ぞう): ウルージ : ピエール瀧 カポネ・ベッジ:せんだみつお スクラッチメン・アプー:所ジョージ ジュエリー・ボニー

夏目久生・未刊随筆全集

ーーーー 目 次 ーーーー あなたのトカゲです 春巻きトカゲ イモフカシテル男爵(嘘つき芋🥔) 寝てる時より眠い ご声援ありがとうございます 5000円ありがとうございます (相撲の勝利インタビューにて) 身体がシフォンケーキ ゴッドファーザー鬼塚 丁度いい音頭(温度) いい加減な人のダンス 嘘もベートーヴェン(嘘も方便) 本当のカニを知りたいだけ(U2的魂の叫び) → カニの味噌汁🦀 (神のみぞ知る) ねーでゲス(ラップ) オナラとは空砲である

日本とワルシャワのショパンの1949年

「眞木先生の音は可愛く激しく、独特な世界が聞こえる。まさに現代にピッタリ!」(綾戸智恵/ジャズシンガー) ショパン没後100周年である1949年。戦後4年、世界は戦争の惨禍からの復興の最中にありました。ナチスの侵略によって壊滅させられたショパンの故郷ポーランドのワルシャワでは、このショパンの記念的な年に、戦後初「第4回ショパン国際ピアノコンクール」を開催し新しい時代の幕開けを行いました。(このコンクールの優勝者は同率一位ということで、ハリーナ=チェルニー・ステファンスカ [

ラヴェルと左腕のピアニスト

 パウル・ヴィットゲンシュタインは、実業家カール・ヴィットゲンシュタインとレオポルディン・マリア・ジョゼファ・カルムスの四男としてウィーンに1887年に誕生。第一次世界大戦中に負傷から右腕を失い、左手のピアニストとして成功を収めたことで知られています。また、高名な哲学者ルートヴィヒ・ヴィットゲンシュタインの兄にもあたります。  当時、ウィーンの上流階級であったヴィットゲンシュタイン家には、ブラームス、クララ・シューマン、ヨハン・シュトラウス、マーラー、ヨーゼフ・ラーボル、リ

ニコライ・オルロフ〜ロシアピアニズムの継承者

帝政ロシアに生まれたニコライ・オルロフ(1882-1964)は、モスクワ音楽院でピアノをコンスタンチン・イグムノフに、作曲と対位法をセルゲイ・タネーエフに学んだ。ピアニストとしてデビューを果たした1912年には、作曲者自身の指揮でグラズーノフ「ピアノ協奏曲」の初演も務め成功を収めている。ロシアの同世代ピアニストであるネイガウス、ゴリデンヴェイゼル等は祖国に残りソビエト・ピアニストたちを育てたが、オルロフは英国に拠点を移し世界を舞台に演奏活動を続けた。そして、ピアノの魔術師パハ

再生

ショパンの孫弟子による伝説のノクターン

19世紀生まれのピアニストによる歴史的名盤⑤ ラウル・フォン・コチャルスキ(1885-1948, ポーランド ) ショパン「夜想曲第2番変ホ長調 作品9-2 (ヴァリアント付)」(1938年録音) ● ショパンの高弟カロル・ミクリにショパン伝統の継承者として育てられたサラブレットであるコチャルスキによる伝説的なSPレコード。聴き慣れないヴァリアント(装飾音)は、ミクリがショパン自身の演奏を聴いて書き留めたものと伝えられており、さらにはも別バージョンまでコチャルスキのさらに古いSP録音やミハウォスキの録音に残されています。 ショパンは即興的な装飾音を付けて演奏した例が幾つも伝えられていますが、これのレコードはそれを裏付けています。 コチャルスキが、どの程度ショパン自身の演奏スタイルを再現しているか、過大評価は禁物ですが師ミクリから多くの証言を得た事は確かです。このレコード以外にも「幻想即興曲」などの演奏は拍の取り方が違う楽譜を元に演奏されていて非常に興味深いものです。 ▶︎ コチャルスキは、晩年のライブ録音に、よりリラックスした本来の姿を見出す事ができます。(私にはレコード録音は、少し強張ったように聴こえます。)またピアノロールも数本残しており、こちらは余り知られていません。ショパンのクラコヴィアク Op.14や、独奏版のピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11などレコード録音されていない曲も多くあり、いつの日かCD復刻される事を願って止みません。