【めぐる】シャニP担当P視点で振り返るGRAD ~ 八宮めぐる編 ~ 【シャニマス】
はじめに
本記事はシャニマスのプロデュースモードの一つであるGRAD編、その八宮めぐるのシナリオをシャニPを中心に振り返っていきます。
シャニPに興味のある方や、めぐるGRAD編について軽く知っておきたい人の参考になればと思います。
ネタバレ全開なのでその点に注意してください。
なお、あらすじについてはGRAD優勝のシナリオを前提としています。
《 あらすじ 》
「ブランケットを、 かけてあげられたらって――――!」(めぐるGRAD共通コミュ4『届くところはぜんぶ』より)
どんな仕事もやってみたいと語るめぐる。より多くの人に自分のステージを届けられるGRADにも大きな意欲を見せる。
めぐるはラジオやバラエティー番組、ショッピングモールでのイベントなど、アイドルの仕事をこなす。そのなかで、友人に勝手にアイドルのオーディションに応募されて偶然アイドルになった自分が、自分の意志でアイドルに「なった」ことを理解した。
GRADを勝ち抜き、さらに忙しくなっためぐる。たまにはゆっくりしてペースを保つことを前提としてだが、プロデューサーとどこまでも行けるような気持ちを共有する。
《 感想 》
誰かと繋がりたいという思いがめぐるにはあるものと思いますが、WING前後のめぐるがそれを部活の助っ人という手段で実現していたのに対して、今回のコミュではアイドルという手段でそれを実現している様子が描かれています。
そういえば、最近のめぐるのコミュで部活の助っ人をしているコミュは印象にないですね。アイドルとして売れてきてからも助っ人をしていたりするのでしょうか。WINGでは仕事も友達も両方大切にしたいと語っていましたが、流石に忙しくなってきてからは比重がアイドルの方に偏っているのではないでしょうか。ただ、めぐるが以前の交友関係を蔑ろにするとは思えないので、描写されていないところでイルミネ以外の友達と遊びに行ったり、助っ人してたりするのでしょう。そうであってほしいところ。
あえて言えば、仕事が忙しくなることで、めぐるの気持ちとして、旧来の交友関係を維持するために、これ以上仕事を増やしたくないという思いがあるのではないか。それによってめぐるが辛い思いをしてしまうのではないか、という疑問に対する回答としての役割が、このめぐるGRADにはあるのかもしれません。
シャニP担当として面白かったところは、ラジオパーソナリティの真似をするシャニPや、事務所で寝ているシャニPのシーンでしょうか。シャニPのノリがいいところや、少し弱っているところが見えて楽しい。
全編通して明るめな雰囲気で進んでいくのがめぐるのコミュらしさだったかなと思います。
《 GRAD振り返り 》
P「そうだな……確かに めぐるが好きそうな感じだよな」(めぐるGRAD共通コミュ冒頭『あざやかに色づいている』より)
ライブ形式で規模も大きなオーディションであるGRAD参加に意欲を見せるめぐるへの反応。誰かと繋がりたいというめぐるにはピッタリということらしい。休日返上でやりたいと思えるほどの仕事へのモチベーションは、ぜひ私も欲しいと思います。
めぐる「プロデューサー、いつもより元気だね」P「うっ……! 似合ってないのはわかるけど、我慢してくれよ……?!」「パーソナリティーさん、陽気な感じだから――」(めぐるGRAD共通コミュ1『触れるものはぜんぶ』より)
ラジオパーソナリティーのようなハイテンションな様子は珍しいらしい。
このコミュのシャニPの質問やリアクションは台本もあるだろうが、ある程度はシャニPのアドリブなんでしょうか。
個人的に気になるのはシャニPのリアクションはどの程度台本通りなんでしょうか。実際のラジオ収録の現場を知らないのでわかりませんが、あくまでシャニPの想定質問といった感じでしょうか。似たシチュエーションでは『【ハッピー・アイ・スクリーム】桑山千雪』でシャニPが雑誌の面接を想定した模擬的な面接練習をする一環で、面接官役をしていましたね。
普段からアイドルのオーディション前や仕事前には、シャニPがアイドルが成果を出せるように直接指導をすることもあるのかもしれません。確かにプロデューサーらしい仕事といえば、らしいかもしれません。
めぐる「新しいデジカメがあったら、写真も綺麗に撮れるし、 二人の携帯にも送りやすいし……?」(めぐるGRAD共通コミュ2『そうしたいだけなの』より)
スマホの進化ですっかり淘汰されたデジカメですが、意外にもめぐるは写真をデジカメで撮ることもあるんですね。私としては綺麗に写真が撮れるということで、いわゆる一眼カメラタイプを想像しています。カメラ趣味の話は結華や摩美々のコミュでも登場しますが、めぐるのコミュにもカメラが登場するのが意外でした。今後のめぐるのコミュで伏線として回収されるかもしれませんね。
あとケータイなどのモバイル端末を、スマホではなく携帯と表現するのも久しぶりに見た気がします。他のコミュではどのように表現されてましたっけ?
めぐる「(……――プロデューサーのことは、 誰が見ててくれるんだろう……)」(めぐるGRAD共通コミュ3『ぬくもり』より)
事務所で寝ているシャニPを見てのめぐるの感想。激務から目のクマができるほどの体調で、めぐるの収録も、移動も、全部付き合っているらしい。それをありがたく思うと共に、申し訳なさも感じている様子。……それはかなりハードワークでは?
シャニPとしては寝ようと思ってはいなかったらしく、夕方目覚めた際はめぐるに謝っている。
私は所詮、シャニPの背後霊、もしくはシャニマスの物語のいち読者でしかないですので、私が彼にできることは何もありませんが、それであれば彼を見守ってくれる誰かがいてほしいと思うところですね。
P「めぐる……」「そうだな、そうさせてもらうよ」「ありがとな」(めぐるGRAD共通コミュ3『ぬくもり』より)
いつもよりも、ちょっと弱っている様子のシャニP。めぐる特製のはちみつ入りホットミルクでゆっくりする提案に乗っています。相当疲れが溜まっていたのだろう。めぐるも言っているが頑張りすぎないでほしいと思わないでもないです。
P「自分の意思で、アイドルに『なった』んだな」(めぐるGRAD共通コミュ4『届くところはぜんぶ』より)
めぐるGRADのまとめ。
めぐる「あのね、プロデューサー 行きたいところがあって」「付き合ってもらってもいいかな……?」(めぐるGRAD敗退コミュ2前より)
ここだけ抜き出すと、デートのお誘いのような発言。もちろんそういった意図はないです。
P「バッチリだ! ――気が付いたら俺も体が動いていた」(めぐるGRAD予選後コミュ勝利より)
シャニPが言うと社交辞令か本当かわからない。どちらもあり得る。
P「――確かに、決勝に出られないことで、 機会はひとつ逃しちゃったのかもしれない」「でも、その機会はまた別のタイミングで掴めばいい」「俺も、仕事を持ってこられるように頑張るからさ」(めぐるGRAD敗者復活後コミュ敗北より)
プロデューサーという職業に則った、上手い励まし方だと思います。シャニPの優しさと職業意識の表れているセリフ。
めぐる「プロデューサー!」P「おめでとう、めぐる!」(めぐるGRAD決勝後コミュ勝利より)
SEとめぐるの立ち絵が一旦消える表現から、恐らくめぐるがシャニPとハグしているものと思われます。……そしてそれなりに長い時間それが続きます。めぐるは恋愛感情分からないから大丈夫です。……大丈夫なはず……。
また、コミュの表現方法としては、もはやアニメのように、テキストを超えて映像と音声で物語を表現しており、シャニマスのコミュの進化を感じました。欲を言えば、演出のクリックでのスキップや倍速設定の多段階化など、システム面の更なる改良も挑戦してもらいたいところ。
P「今日は、もしかしたら届いた人が少なかったのかもしれない」「――でも、めぐるがそのために頑張ったのなら、 応援に応えれなかったなんてことはないんだ」「もっと応えたかった、っていうなら別だけどな?」(めぐるGRAD決勝後コミュ敗北1より)
めぐるへの励まし方を心得ているシャニP。言い回しがややキザな部分を感じなくはないですが、めぐるへのエールとしては及第点以上でしょう。
なお決勝敗北2では、めぐるはシャニPのこのセリフを言われるまでもなく、自分からこのセリフと同じことに気づくことができています。
P「でもさ、少なくていいっていうのは、ダメだぞ」(めぐるGRAD決勝後コミュ敗北2より)
敗北1の方の励ましに加えて、こちらではさらにめぐるへの期待を伝えている。アイドルの気持ちに合わせて、気持ちの伝え方を調整しているのでしょう。
P「くれぐれも局内で走らないように!」(めぐるGRAD優勝End『こころはアンダンテで』より)
わざわざ注意するということは、めぐるは前にやらかしたことがあったのかもしれない。廊下を走る生徒を咎める教師のようなセリフ。タイトルのアンダンテにかかる部分でもある。ちなみにアンダンテ(Andante)はイタリア語の音楽用語 歩くような速さで、という意味らしいです。
P「俺も見習わないとな」めぐる「えー? プロデューサーだって バリバリお仕事してるのに、これ以上?」「それだと、今度はわたしが追い付けなくなっちゃうよー!」(めぐるGRAD優勝End『こころはアンダンテで』より)
忙しくも楽しく仕事をこなしていくめぐるを見てのシャニPとめぐるとのやりとり。そして、めぐる曰く、お仕事のペースはキープ。で、たまにはゆっくりはちみつホットミルクを一緒に、ということで決着。共通コミュ3のめぐるのシャニPへの気遣いがここで表れている。
そしてこちらもタイトルのアンダンテにかかる部分。全力疾走をして途中で止まってしまうのではなく、あくまでも歩き続けられる速さで、ということでしょうか。
終わりに
以上となります。他のアイドルたちのGRAD編振り返りも行っていこうと思います。ぜひそちらもチェックしてみてください。読んでいただきありがとうございました。