6年前の出来事。

桜が咲き誇る4月頭。
別れの季節が過ぎ、出会いの季節に移り変わる今日この頃。
新生活が始まろうとしているこのタイミングで、推しのnoteを見た。
そして、思い出す新入社員だったあの頃。
お話が聞かせて〜との事なので記憶の整理も兼ねて、本日は新入社員のお話を。

私が新入社員だったのは6年前。
「勉強なんてしたくない!」って思って、高校卒業して今の会社に就職してから6年が経ったなんて、時の流れは早いもので。
そんな6年前の今頃、これから始まる社会人生活に期待に胸を膨らませたりなんてこれっぽっちもなかった。

これっぽっちもなかったのは言い過ぎかもしれないけれど、正直緊張とかもなかったと思う。
だって、高卒同期の半分は、高校時代に3年間同じクラスで過ごしてきた仲間だったし、
何よりも会社が近所すぎて「これから新生活が始まるんだ…」なんて思うには難しいぐらい見慣れすぎてる景色だったから。

緊張もそんなにしなかった入社式が終わり、研修のため1週間東京に行くことに。
研修の内容なんて覚えては無いけれど、唯一覚えてることと言ったら何を言ってるのか理解出来なかったという感情。
これは内容が難しくて…とか、専門的用語が多くて…とかではなく、うちの会社が半分外資系企業みたいな感じのせいでトップが外国人。
つまり、会話の言語が英語だったため物理的に理解出来なかった。

英語で飛び交うジョーク。
面白いのかも分からず、大卒が笑ってるから何となく笑っていた研修。
そんな状態で内容なんて入ってくる訳もなく、聞き流してたから覚えてるわけない。

じゃあ何なら覚えてる?
そんなの研修終わりの遊びでしょう。

1週間東京に泊まるなんてことは今までになかったのと、東京なんて修学旅行ぐらいでしかゆっくり来たことがなく、自由に探索できることなんて今までになかったからとても楽しかった思い出。むしろ、今思うと遊びに行ったついでに研修があったと言われても納得するぐらいその記憶しかない。

自由行動が許されて真っ先に向かったのは、新宿。
最初に行くならどこ?と聞いたら満場一致で新宿だった。
もしかしたら静岡県民が思う東京って新宿なのかもしれない。

新宿についてすぐ向かったのは歌舞伎町。
当時、龍が如く2がリメイクされた時期だったので、実況動画とかもいっぱい出てて、すごい見ていたり、友達に借りて龍が如く0はプレイしていた学生時代。
そのモデルとなった歌舞伎町には行きたいって思ってたので、なんだか嬉しかった。
ゲームの世界に入り込んだみたいで楽しかった。
でも、夜に行ったのもあるのかギラギラしすぎててちょっと怖かった。
怖かったけれど、なにか思い出にとゲームにも出てくる劇場前のSEGAに入って、プリクラだけ撮ってとっととホテルに帰ってきた。

もうこんなところは二度と来ないんだろうなって当時の自分は思ったのだが、
この5年後に通うようになるとは想像もしてなかった。

最終日はパーっと遊ぼうってことで、渋谷に向かった。
向かったところで何があるか分からない。
スクランブル交差点を見て、テレビで見たことある!なんて思ってたら、キャッチに声をかけられる。

「お兄さん、チーズタッカルビが食べ放題ですよ!今ならすいていますよ!」

チーズタッカルビは聞いたことがある。
今巷で流行ってる食べものだよな。
食べ放題。しかもすいてるときた。
よし。食べに行こう!って二つ返事で答えた。

いざ行くと、混んでるよね?ってぐらい人がいた。
そして、注文してから来るのが遅い。
飲み物すら注文してからすごい時間がかかって出てくる。
食べ放題の意味とは?と思って、結局最初に出されたチーズタッカルビだけ食べて、時間が残ってるけど出てきた。
初キャッチは騙されて散々な記憶。
東京って怖いところと思った18の夜。

その後、ホテルの前にあるラーメン屋で皆でラーメンを食べたあと、打ち上げも兼ねてカラオケオールした。
結局静岡でもできることがいちばん楽しいと認識した18の夜。

そんな楽しくもあり、色んな学びもあった東京研修。
意外と覚えているもんだなと感心。

そして、社会人になって6年間で色んなことを学んだ。

交代制、時間外労働、休日出勤は基本無しと言われたのにバリバリあったり、
10年ぐらいで全部覚えてくれればいいから!という仕事を1年ぐらいで覚えなければならなかったり、
20年は上がいるから安泰なところに配属されたね!と言われたのに気づいた6年で実質上になってたり、
人生は何があるか分からないものだと学んだ。

基本、人生は経験だ!って思ってノリでここまで生きてきているので、変なのに引っかかったりとかもしてきた人生だけれど、それがあっての今だって思ってる。思うようにしている。

今思えば、それも楽しい人生だったからね。
でも、今が1番楽しいって思えてる。
そんな思いにさせてくれる周りの人に感謝しかないのです。
こんな私と出会ってくださってありがとうってね。

この辺で私の新入社員時代のお話は終了。
ここまで見てくれて、ありがとうございました。

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