こわがることはない。いつものニチヨウじゃないから
村上春樹さんの1Q84を読み返しています。
少し個人的なことを書きますが、1Q84のBOOK3が出た頃、私は仕事と結婚前のバタバタで、今思えばだいぶ病んでいて、BOOK3は、買ったものの読めずに何年も過ぎてしまったという経験があります。
結婚して1年後くらいに子供が産まれ、産後うつやら、育児疲れやら、仕事疲れやらで、
実は7年くらい本が読めなかった空白の期間があります。
今思えば、あんなに辛い時期に子供の頃から大好きな本もなかった、長い期間、その期間の自分が可哀想になることがあります。
そういえば、そんな7年くらいの間、日曜日が怖い時期がありました。
育児に疲れて、なんとなく心が落ち着かなくて、暗くて子供を保育園に預けて仕事をしている平日の方が心が安定していました。
日曜日、今日がうまく乗り切れるのか、夫とくだらないことで喧嘩したり、子どもに腹を立てたりしないか、朝から沈んだ気持ちという期間が何年くらい続いたでしょうか。
なんだか今、日曜日嬉しいな!という気持ちになる時、金曜日に週末が待ち遠しい時、それだけで幸せだなと感じることがあります。
今日、1Q84を読み返していて、なんだか、ふかえりの「こわがることはない。いつものニチヨウじゃないから」という文章をみて、何年も前の私にこの言葉を渡してあげたいような、そんな気持ちになりました。
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