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本の紹介「漫画版「言い返す」技術/精神科医ゆうきゆう著 Jamマンガ」

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こんな風に、上手に言い返すことが難しい方に読んでもらいたい本です。

私なりに大事なところをまとめていきますね!

●はじめに

プレイヤーを3つに分けて、それぞれにこんな戦略を取らせました。

A「他のプレイヤーをひたすら攻撃する」

B「決して誰のことも攻撃せず、ただ耐える」

C「相手が攻撃してきたら、一度だけ反撃する。それ以外は自分から攻撃しない」

このとき、一番ゲームの成績と評価が高かったのがCでした。

このことから、「ただ耐えるだけ」より「ちょっとだけ反撃」するのが大切だと分かりました。

プロローグ たまりにたまったモヤモヤにピリオド!

4.口が達者な敵にも、勝つ方法は必ずある!

ほとんど多くの場合、「量さえしゃべれば、たとえ低レベルな意見でも、ほぼ確実に勝つ」。

口喧嘩に勝つのは、自分の口数が多いこと、そして相手の口数を減らさせること。

黙っているのが一番という意味のことわざ「沈黙は金なり」は、原文の旧約聖書では「時には沈黙は金なり」となっており、ほとんどの場合は「雄弁が金」。

第1章 無神経な相手から「心を守る」方法

2.その攻撃を「なかったこと」に

相手に攻撃されて貴方が傷付いたり慌てる姿を見せれば見せるほど、相手の喜びは大きく膨らんでいく。

この場合、「見た目落ち着いた感じ」を演出することからスタート。

一瞬にして、「相手をその気にさせない外見」を作ることが最優先事項。

そして、その場で深呼吸。

単純だけど、リラックスするのに効果がある。

背筋を伸ばして目線を上にあげて堂々と。

しゃべりも、動きも、ややゆっくりでくつろぎモード。

貴方が落ち着いた反応を見せれば見せるほど、相手はガッカリします。

3.「それはあなたの主観でしょ?」のスタンスで!

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4.たとえ相手が自信たっぷりでも……

フォールス・コンセンサス効果とは、多くの人が自分と同じ意見や行動をすると考えることである。

人は「みんなが自分と同じ考えを持っている」と思い込みやすい。

特に自分に近い位置にいる人に対してはより強くそう思う傾向にある。

5.気持ちがのまれそうになったときは、「小さな勝ち」を見つける

相手に悪口を言われて自信を失い反撃する前に、いち早く立ち直らなくてはならない。

流れを変えるために、「小さな勝利」を感じること。

自分の中で、相手の弱点を見つけてください。

「あ、お腹出てるな……。ウエストは俺の勝ちだ」

「態度が大きいな……。謙虚さは私の勝ちね」

これらの小さな勝利を3回ほど繰り返せば、確実に相手を「のんだ」気持ちになるはず。

すると不思議なことに、気持ちは確実に盛り上がってくるのです。

6.礼儀正しく、ぶちかませ!

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誰かに批判的なことを言われたとき、「自分にも非があるから」と遠慮しているばかりではいけません。

相手が調子に乗って言い放った人格を傷付けるような侮辱、皮肉や中傷まで素直に受け入れてしまうのは危険なサイン。

知らず知らずのうちに相手の攻撃を誘っていることにもなりかねないのです。

貴方の中で「ここから先は許さない」という一線を踏み越えられたら、躊躇うことなく反撃に出て構いません。

ただし、そんな状況でも貴方に非があることに変わりはないので、おおっぴらに言い返しては非常識だと思われる可能性も。

ですので、穏やかにしゃべり、穏やかに反論すること。

第4章 たちまち形勢が逆転する「絶妙な切り返し」術

5.イヤミな一言には「無邪気に」切り返す

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漫画のような皮肉を言われたとき、どうするのが正解でしょうか?

その答えは……。

6.「どういう意味?」と聞いてしまえ

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「え、どういう意味ですか?」と聞かれたら、悪口を言った相手は、発言した手前、それをさらに説明しなくてはならなくなります。

説明をするだけでも大変で相手の気勢は削がれる上に、説明をすれば「ハッキリとした悪口」になってしまいます。

それを言う勇気が無いからこほボカしているわけで相手は戸惑います。

ほぼ必ず、「……いや、もう、いいよ……」となるし、「いや、そういう意味だよ」や「自分で考えれば?」と言われた場合は、「ごめんなさい。だから、分からないので、教えてください」と言えばいいでしょう。

因みにこれは、セクハラにも使えます!

8.知識自慢のあの人をしどろもどろにする方法

心理学には「連合の法則」というものがあり、1個でもいい面や悪い面が見つかると、他の部分も全て同じイメージで染まってしまうことを言います。

別名、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」。

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これらの理由から、人は相手が「知らない」ときに、相手をものすごく見くびります。

同時に、「え、そんなことも知らない?」と言われたときに無意識に感じているからこそ、恐ろしく強い劣等感を抱きます。

この「知らないの?」という言葉は、この現代において、最大級に強烈な攻撃魔法なのです。

9.「知らないの?」と攻撃されたら、「教えて!」と言ってしまえ!

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「知っている」「知らない」から「教えてほしい」というお願いに話題をシフトすること。

誰でも他人の知らない何かを教えるのは快感を感じるし、人は気分が良くなれば相手に対して親近感を持つもの。

そして、相手は貴方に勝手に好意を抱くようになり(これも連合の法則)、教えてもらったら「すごいね! よく知ってるね!」と純粋に感動したような言い方をすれば、相手も褒められることで欲求が満たされるので、それ以上貴方を攻撃しようと思わなくなるはずです。

10.しつこい人には、連続技で

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「教えて!」と言ったのにも関わらず、「常識だよ? 本当に知らなかったの?」的な、ネチネチした言い方をする人間には反撃してOKです。

「このときは?」「この場合は?」と連発しても質問を投げましょう。

「自分で調べれば?」と言われたら、「分かった。何に載ってる?」と返し、「誰かに聞けば?」と言われれば「誰に聞けば分かるものなの?」と聞き返す。

こうやっていくうちに、いつか相手の方が「知らない」状態になります。やったね!

ゆうきゆうさんとJamさんのコラボ本を読むのはこれで二冊目なのですが、今回の本も読んで良かったです。

ナメられやすくて他人から要らんことばかり言われるものの上手に言い返せない人達に是非読んでもらいたいです。

猫ちゃんの漫画と文章での説明が交互にあるので、読んでてあまり苦にもならないというか、寧ろ読みやすい本でした!

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