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初個展「蜜×蜜×蜜」を終えて


先日gallery room 305にて初個展を行いました。
そちらについて書いていきます。
辿々しい文章ですが、よろしければお付き合いください。

今回のDMを貼ってから
個展の概要を説明していきます。


次に個展のステートメントを


死を意識し始めた約1年。

セルフポートレート、ポートレート、スナップを通じ自分の思いを織り交ぜました。

蜜×蜜×蜜とは三密という言葉のオマージュです。

自分の活動を通してなりたい自分に近づいていますように。というおまじないを込めて…。

過去、未来、そして現在、を振り返り私は何者であるのか此処に問う。


このステートメントに込められた意味を説明します。

初個展ということで、初めに自分の撮ってきた過程全部を見てほしいと思いました。
そうなるとただ散らかった展示になってしまうので、中でも私の意思や作風が伝わるような写真選びを意識しました。
なので今回の展示では私はどんな写真を撮っているのか、どんな気持ちで撮っているのか伝わっていたら嬉しいです。



次にタイトルについて
自己紹介の方で少し書いたのですが、写真を撮り展示活動を志したのにコロナ社会が関係したので、そこにちなんだタイトルにしたいなと思い色々調べて納得がいったのがこの「蜜×蜜×蜜」です。
コロナと真言密教からいう三密を捩ったタイトルです。

簡単に真言密教、三密について説明すると

私たちの身体と言葉と心が仏様の身体と言葉と心に合致するようにする修行のことです。

印を結び、真言を唱える修行をすることで仏様と自分が一体となることを説くのが真言密教です。
(認識間違っていたらすみません)

私はこの三密の意味を知ったとき、
もし仏様=自分がなりたい自分だと比喩したなら。
修行=写真を撮ることやそれを発表したりすること。
としてなりたい自分にしていく過程である今の状況下に適切な比喩ではないかと思いこのタイトルに決めました。



そしてステートメントとタイトルにある
「なりたい自分」とはなにか。なのですが、
それは平たく言うと「自分の生命を認めて愛せる人」です。
すべて書いたら長くなるのでまたの機会にnoteに書きたいのですが、私は端的にいうと「自分のため」に写真を撮っています。

だから自分の心のままに自分が好きな人を撮るし気になった人も撮るし、自分が見た風景や目に止まった光景も撮ります。

自分が過ごしてきた時間を記録すること、自分が遭遇したものを記録することでその人の人なりが見えてくると思います。
その人となりを積み重ねることで本当の意味で自分の生命を肯定できるような気がしています。

これから沢山写真を撮って展示をして、環境の変化や時世などで撮るものやすることは変わっていくかもしれませんが、目指すものは変わらずに長い時間をかけてゆっくりと過ごして行けたらいいなと思いますので、優しい目で見守ってくだされば幸いです。


最後になりましたが、今回沢山の方々にご来場、物販の購入いただきありがとうございました。

自分の写真のご感想も直接聞けたりととても思い出に残る初個展になりました。

展示に関わってくださったすべての皆様にも本当に感謝です。
いつもありがとうございます。

一生忘れない素敵な思い出とこれからの活動へ動力をいただきました。
本当にありがとうございました😊

201.09.05 さくら

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