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本日の一曲 vol.354 ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲 (Claude Debussy: Prélude à "L'après-midi d'un faune", 1894)

はじめに

夏の気怠い(けだるい)隠微な午後には、クロード・ドビュッシーさんの出世作「牧神の午後への前奏曲」がぴったりです。オリンピック気分とはかけ離れた音楽ですね!

この曲は、フランスの詩人ステファヌ・マラルメ(Stéphane Mallarmé)さんの詩「半獣神の午後(牧神の午後)」に感銘を受けて作曲されたものだと言われています。「Faune」とは、ギリシア神話とローマ神話に登場する半人半山羊の神話上の生き物のことを言います。

マラルメさんの詩については、こちらをご覧ください。フランス語ですので、フランス語が苦手な方は翻訳アプリなどを使ってみてください。

管弦楽版

レナード・バーンスタイン(Leonard Bernstein)さん指揮ニューヨーク・フィルハーモニック(New York Philharmonic)の明快な演奏です。

ピエール・ブーレーズ(Pierre Boulez)さん指揮クリーヴランド管弦楽団(The Cleveland Orchestra)の気怠い演奏です。

2台のピアノ用編曲(1895)

ドビュッシーさん自身による2台のピアノのための編曲版です。マルタ・アルゲリッチ(Martha Argerich)さんとステファン・コヴァセヴィッチ(Stephen Kovacevich)さんのピアノです。

追伸(2024/07/29)ピアノ連弾用編曲(1910)

モーリス・ラヴェル(Maurice Ravel)さんによるピアノ連弾(4手)用編曲です。クレマンティーヌ・デュボスト(Clémentine Dubost)とジュリエット・アリドン(Juliette Aridon )の連弾です。

(by R)

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