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本日の一曲 vol.421 モーターヘッド オーバーキル (Motörhead: Overkill, 1979)

モーターヘッドは、1945年12月24日に生まれ、2015年12月28日に70歳になったばかりで亡くなってしまったレミー・キルミスター(Lemmy Kilmister)さんのバンドです。

バンド名の由来は、レミーさんがモーターヘッド結成前に在籍していたホークウインド(Hawkwind)時代に作曲した曲で、1975年にリリースされたシングル「Kings Of Speed」のB面に収録された曲「Motorhead」の題名です。この曲のクレジットは「Ian Kilmister」となっていますが、これはレミーさんのことです。

レミーさんは、1975年5月にカナダで麻薬所持で逮捕された後、ホークウインドを解雇され、再起を図って、自身が作曲した曲の題名をバンド名にしてモーターヘッドを結成しました。1977年にデビューアルバム「モーターヘッド(Motörhead)」をリリースし、当時のメンバーは、レミーさん、ギターのエディー・クラーク("Fast" Eddie Clarke)さん、ドラムのフィル・テイラー(Phil Taylor)さんでした。

モーターヘッドの音楽は、まさしく「爆走型ロックンロール」であり、この姿勢は最後まで一貫していました。本日ご紹介する「オーバーキル」は、1979年にリリースされたセカンドアルバムのタイトル曲です。この曲は、モーターヘッドの代表曲といってよいかと思います。

モーターヘッドをリスペクトしているメタリカ(Metallica)によるカバーです。

その後、メンバー交代がありましたが、1984年からギターがフィル・キャンベル(Phil Campbell)さんに、1992年からドラムがミッキー・ディー(Mikkey Dee)さんになり、最終的にレミーさんと3人の編成になりました。

2007年にこの3人のメンバーによる「Overkill (Exclusive Version)」がリリースされました。

レミーさんの半生については、2011年にドキュメンタリーとして「極悪レミー」が公開されました。

レミーさんは、2015年12月28日に亡くなってしまいますが、同年8月28日にリリースされた「バッド・マジック(Bad Magic)」がラストアルバムになってしまい、その最後の曲がローリング・ストーンズの「悪魔を憐れむ歌(Sympathy For The Devil)」でした。

ローリング・ストーンズのオリジナルです。

そして、レミーさんのラストライブは12月11日のベルリンでのコンサートでした。そのコンサートでのラスト・ナンバーは「オーバーキル」でした。

R.I.P. Lemmy.

(by R)

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