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本日の一曲 ハイドン・シリーズ 交響曲第41番 3連符 (Sinfonia No.41, 1768)

交響曲第41番も自筆譜が存在せず、楽譜の出版や筆写譜の存在などから考えると1768年ころの作曲であると考えるようです。同時期の交響曲としては、第34番の「こだま」や第48番「マリア・テレジア」があるということです。

1767~1768年は、ハイドンさんがエステルハージ家の楽長に就任したころにあたります。第41番にもティンパニとトランペットが加わっていますが、これも後から付け加えられたものと言われています。この第41番の調性はハ長調ですが、ちなみにモーツァルトの交響曲第41番もハ長調でした。

交響曲第41番ハ長調(Sinfonia No.41 C Dur, Hob.I:41)
第1楽章 Allegro con spirit モーツァルトのジュピターに負けないほど堂々とした楽章です。
第2楽章 Un poco andante このアンダンテはフルートとオーボエが活躍します。
第3楽章 Menuet & Trio 「勇敢な」楽章と表現するものもあります。しかし、トリオはかわいらしくできています。
第4楽章 Finale. Presto 細かな3連符から構成されている楽章です。

ゲイリー・クーパー(Gary Cooper)さん指揮アリオン・バロック管弦楽団の演奏です。こちらの演奏にはティンパニとトランペットはありません。

(by R)

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