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本日の一曲 ハイドン・シリーズ 交響曲第38番 こだま (Sinfonia No.38 "Echo", 1767)

交響曲第38番も自筆譜がなく、研究により1767年ころの作曲とされています。第2楽章にヴァイオリンのメロディーをこだまのように繰り返す部分があることから「こだま」あるいは「エコー」と呼ばれています。ティンパニとトランペットは後から付け加えられたものと考えられています。

交響曲第38番ハ長調「こだま(エコー)」(Sinfonia No.38 C Dur "Echo", Hob.I:38)
第1楽章 Allegro di molto 威勢のよい楽章です。
第2楽章 Andante molto こだまが聞こえる弦楽のみの楽章です。こだまの役割は第2ヴァイオリンとオーボエのようです。
第3楽章 Menuet & Trio. Allegro アレグロのメヌエットです。トリオでは、当時、エステルハージ家でオーボエを新調したために、オーボエの見せ場が作られています。
第4楽章 Finale. Allegro di molto 第1楽章に対応して、こちらも威勢のよいフィナーレとなっています。こちらにもオーボエの見せ場があります。

バス・ヴィガース(Bas Wiegers)さん指揮ミュンヘン室内管弦楽団(Münchener Kammerorchesters)による演奏です。

(by R)

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