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本日の一曲 vol.189 イアン・デュリー・アンド・ザ・ブロックヘッズ リーズン・トゥ・ビー・チアフル・パート3 (Ian Dury & The Blockheads: Reasons To Be Cheerful, Part 3, 1979)

イアン・デューリーさんは、1942年5月12日、イギリス生まれ、牡牛座のシンガーです。ただ、7歳のときにポリオに感染し、左半身が萎縮してしまったという障害を持っていました。20代にはアートの仕事をしていましたが、1971年のアラサーのときにバンドを始め、1977年にヒット曲「Sex&Drugs&Rock&Roll」が出て、一躍有名になりました。

イアンさんの歌声はソフトなだみ声で、叫ぶことなくソウルフルな歌を唄い、ザ・ブロックヘッズというバンドをバックに、ポスト・パンクのファンキーな音楽をやっていました。本日ご紹介する「リーズン・トゥ・ビー・チアフル・パート3」は、ブロックヘッズとの「ヒット・ミー・ウィズ・ユア・リズム・スティック(Hit Me with Your Rhythm Stick)」に続くヒットシングルでした。

歌はメロディーはなく、ラップです。歌詞の大意は、ともかくゴキゲンになるものをたくさん述べていくというものです。ミュージック・ビデオは歌詞付きのオフィシャル・ビデオがあります。

12インチ・バージョンは、エンディングが長く収録されています。

ライブの雰囲気を味わうことができるもともとのオフィシャル・ビデオです。

この曲をリリースした後、共同のソングライターだったギタリストのチャズ・ジャンケル(Chaz Jankel)さんが脱退し、ブロックヘッズにウィルコ・ジョンソン(Wilko Johnson)さんが加入したり、スライ・アンド・ロビー(Sly & Robbie)とレコーディングしたり、体調を崩したりしてから、俳優として活動するようになりました。

しかし、ガンを患い、2000年に3月27日に57歳の生涯を終えました。

なお、忌野清志郎さんの1枚目のソロアルバム「RAZOR SHARP(1987)」では、ブロックヘッズが起用されてレコーディングしており、「BOO BOO BOO」で「ウッ」とか「アッ」とか「アラヨッ」など、イアンさんもバッキング・ヴォックスで参加しています。

ただ、このアルバムはお互いに知識不足かつ突貫工事で制作されたものですが、原点感が出ていて、それはそれでいい味を出していると思います。

(by R)


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