見出し画像

本日の一曲 vol.35 レコード芸術 新時代の名曲名盤500 (2023)

衝撃的だったレコード芸術(通称レコ芸)休刊!

同誌は音楽之友社の雑誌ですが、クラシック音楽にかかわる人にとっては何かとお世話になる出版社です。

休刊のきっかけはやはり音楽を取り巻く環境がサブスク時代になり、CDの売れ行きが芳しく無くなってきたことだと思います。しかし、最近復活しているビニール盤がなくなっても、CDがなくなっても、サブスク全盛になり、何でも聴ける状態になったとしても、何から聴いたらいいのかという⼿引きは必要です!サブスクでも需要は絶対にあるはずです!

頑張ってください。レコード芸術さん!

ところで、レコード芸術さんには、かつて「レコード芸術名盤コレクション・蘇る巨匠たち」というCD化されていなかった往年の名盤をCD復刻するという企画がありました。その第1号(ORG1001)が1947年5月のヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団演奏のベートーヴェン作曲・交響曲第5番と「エグモント」序曲でした。

フルトヴェングラーのCDは本当にたくさんあって、同じ演奏会でも何種類かのテープが存在したりとか、リマスター盤だとか、拍手入りとか、はたまた足音入りとか、いろいろなので、今回ご紹介したYouTubeの音源が「レコード芸術名盤コレクション」と同じ音源かと言われると自信がありませんが、おそらく同じ演奏会のものだと思います。古いモノラル録音ですが、とても迫力のある演奏ですので、お聴きになってみてください。ただ、第3楽章と第4楽章が途切れてしまうのは申し訳ないです。

ちなみに、先ほどの「新時代の名曲名盤」でもこの1947年の録音は、2015年のアーノンクール盤、2017年のロト盤に続いて第3位になっています。すごいですね!

(by R)


読んでくださってありがとうございます!サポートしていただけるととても嬉しいです!