本日の一曲 vol.319 ルー・リード 子供たち (Lou Reed: The Kids, 1973)
1970年8月、ルー・リードさんは、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド(The Velvet Underground)を脱退し、1971年にRCAレコードとレコーディング契約を締結し、1972年5月にソロのファーストアルバム「ロックの幻想(Lou Reed)」をリリースしました。
その後、11月に名曲「ワイルド・サイドを歩け(Walk On The Wild Side)」が収録されたセカンドアルバム「トランスフォーマー(Transformer)」がリリースされました。
ファースト、セカンドともロック色が強いアルバムでしたが、1973年7月に3枚目のアルバム「ベルリン(Berlin)」をリリースしました。このアルバムは、ドイツ統一前の閉鎖的な街だった西ベルリンで、ジムという男が娼婦キャロラインと知り合い、付き合うのですが、ドラッグ、暴力にまみれ、挙句の果てにキャロラインの子供が当局に連れ去られ、キャロラインは自殺してしまうという絶望的なストーリーを語ったコンセプト・アルバムです。
本日ご紹介する「子供たち」という曲は、キャロラインの子供たちが当局に連れ去られるところを淡々と歌ったものです。
「ベルリン」全曲です。
このアルバムのプロデューサーは、ボブ・エズリン(Bob Ezrin)さんは、この「ベルリン」の舞台化を構想しましたが、実現しませんでした。アルバム自体の評判もあまりよくなかったのです。
(by R)
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