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本日の一曲 vol.280 モンティ チャルダーシュ (Vittorio Monti: Csárdás, 1904)

ヴィットリーオ・モンティ(1868年1月6日~1922年6月20日)さんは、イタリア・ナポリの作曲家・ヴァイオリニストです。ただ、残念なことに有名なのは、この「チャルダーシュ」だけといってよいかと思います。

チャルダーシュとは、伝統的なハンガリーの民族舞踊で、その名前は、ハンガリー語で酒場を意味する「csárdá」に由来するそうです。日本人には懐かしく哀愁がただよう「遅い」部分から始まり、途中からとても「速い」部分からなるという構成になっています。もともとはヴァイオリンとピアノのために作曲されました。その曲の短さ、叙情的な前半と技巧的な後半の対比、印象的なフラジオの使われ方などから、ヴァイオリニストのアンコール・ピースとしてよく使われます。

古澤巖さんのミュージック・ビデオ「チャルダーシュ (2021 Piano Ver.)」(2021)。

ウェブ・ファミリーのミュージック・ビデオ「Csárdás」(2014)。

デイヴィッド・ギャレット(David Garrett)さんとミラノのオーケストラ(?)の演奏。

ヴァイオリンだけでなく、いろいろな楽器で演奏されることがあります。もともとはマンドリンのために書かれた曲と言われています。

シュムエル・エルバス(Shmuel Elbaz)さんのマンドリンとオリット・ウルフ(Orit Wolf)さんのピアノによる演奏です。

深堀賢太朗さんのマリンバ、古田貴一指揮名古屋マンドリン合奏団による演奏です。

ハンス・ニッケル(Hans Nickel)さんとケルンWDR交響楽団のメンバーによる演奏です。

noteでは、青山涼さんのこの曲の研究記事があります。

(by R)

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