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本日の一曲 ハイドン・シリーズ 交響曲第66番 ありきたり (Sinfonia No.66, 1779)

交響曲第66番・交響曲第67番・交響曲第68番の3曲は、1779年にフンメル社から「作品15」として出版されました。そこで、作曲はそれより前の時期と考えられています。この第66番は、「ありきたりでインスピレーションがほとんどないものとして説明されることがあります」(ドイツ語版Wikipedia)などと言われています😅

交響曲第66番変ロ長調(Sinfonia No.66 B Dur, Hob.I:66)
第1楽章 Allegro con brio 1拍目のアタックと忙しめのパッセージが印象的で、時折短調が紛れ込みます。
第2楽章 Adagio 穏やかに進むアダージョですが、後半になり、劇的なフォルテが出現し、再び穏やかになって終わる楽章です。
第3楽章 Menuetto & Trio 弾むメヌエットとオーボエ、ファゴット、ヴァイオリンが会話するトリオです。
第4楽章 Finale. Scherzando e presto 井戸端会議のような楽章です。

ハイドン生誕300年記念企画、ジョヴァンニ・アントニーニ(Giovanni Antonini)さん指揮バーゼル室内管弦楽団(Kammerorchester Basel)の演奏です。このプロジェクトのジャケットはどれも印象的で、売ってやろうという意気込みが感じられます。演奏も颯爽としていて評判もよいようですし、これからのハイドン交響曲演奏のスタンダードとなりそうです。

エルンスト・メルツェンドルファー(Ernst Márzendorfer)さん指揮ウィーン室内管弦楽団(Vienna Chamber Orchestra)の演奏です。

(by R)

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