見出し画像

本日の一曲 ハイドン・シリーズ 交響曲第91番 T字 (Sinfonia No.91, 1788)

交響曲第91番は、「ドーニ交響曲」の2曲目です。第91番は例の整理用番号として「T」が割り当てられていたことから、「T字」と呼ばれることもありました。ドーニ交響曲の3曲の中では「地味な」存在であると言われていますが、「優美」といってよい交響曲だと思います。

第1楽章のテーマは、ハイドンさんのカンタータ「ナクソスのアリアンナ」(Hob.XXVIb:2)の引用であるということです。

チェチーリア・バルトリ(Cecilia Bartoli)のメゾソプラノとアンドラーシュ・シフ(András Schiff)さんのピアノです。

交響曲第91番変ホ長調(Sinfonia No.91 Es Dur, Hob.I:91)
第1楽章 Largo – Allegro assai 諦念のような序奏部から優美なアレグロに進行する展開です。
第2楽章 Andante 淑やかな緩徐楽章で、途中の短調部分が淑やかさを際立たせています。
第3楽章 Minuet: Un poco allegretto 田園風のメヌエットとファゴットが活躍するトリオです。
第4楽章 Vivace (alla breve) 優美なフィナーレですが、ブンチャブンチャとリズムを刻むところはご愛嬌でしょう。

フィリップ・バッハ(Philippe Bach)さん指揮ベルン室内管弦楽団(Berner Kammerorchester)の演奏です。

以下プレイリストです。
カール・ベーム(Karl Böhm)さん指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(Wiener Philharmoniker)の演奏
オイゲン・ヨッフム(Eugen Jochum)さん指揮バイエルン放送交響楽団(Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks)の演奏
オルフェウス室内管弦楽団(Orpheus Chamber Orchestra)の演奏
です。

(by R)

読んでくださってありがとうございます!サポートしていただけるととても嬉しいです!