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本日の一曲 vol.290 RCサクセション スローバラード (1976)

RCサクセションの名曲「スローバラード」は、RCサクセションの3枚目のアルバム「シングル・マン」に先行して1976年1月にシングル・リリースされた曲です。作詞・作曲は忌野清志郎さん&みかんさん、編曲は星勝さんとRCサクセションとクレジットされています。星勝さんはもとモップスのギタリスト、みかんさんは詳しいことはわかりませんが、清志郎さんのご友人です。

実は、リリース当時、忌野清志郎さんは「スローバラード」のアレンジが不満だったようです。

また、歌詞についても、「彼女といっしょにいて幸せな気持ち」を歌ったものなのか、「失恋」を歌ったものなのか、いろいろと解釈があるようです。

確かに、「スローバラード」リリースの約3か月後にリリースされた「シングル・マン」に収録された他の曲「夜の散歩をしないかね」「ヒッピーに捧ぐ」「甲州街道はもう秋なのさ」などとのバランスを考えると、RCサクセションのメンバーとしては、ほかの「スローバラード」のアレンジがあったのかもしれません。

忌野清志郎さんは、2009年5月2日にお亡くなりになり、その年の10月11日に仲井戸麗市さんがライブで「スローバラード」を弾き語っていますが、忌野清志郎さんが本当の気持ちで歌っているような気がします。

リリースされた「シングル・マン」のプロデューサーは星勝さんでしたが、みなさんがオーティス・レディング(Otis Redding)やローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のファンだったことは間違いありません。

オーティス・レディング「グローリー・オブ・ラヴ(The Glory Of Love)」

オーティス・レディング「フォー・ユア・プレシャス・ラヴ(For Your Precious Love)」

オーティス・レディング「愛しすぎて(I've Been Loving You Too Long)」

ローリング・ストーンズ「むなしき愛(Love In Vain)」

忌野清志郎「雪どけ」

(by R)

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