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本日の一曲 ハイドン・シリーズ 交響曲第92番 オックスフォード (Sinfonia No.92 "Oxford", 1789)

交響曲第92番は、「オックスフォード」という愛称がついていますが、これは、1791年にハイドンさんがイギリスのオックスフォード大学から名誉博士号を贈られたときの学位授与式で、式に出席したハイドンさんがこの曲を指揮したことからついたものです(ただし、本当はこの曲だったのかはっきりしないそうです)。

また、例のロンドンの出版社の整理番号から「Q字」と呼ばれていたこともあったそうです。

交響曲第92番ト長調「オックスフォード」(Sinfonia No.92 G Dur "Oxford", Hob.I:92)
第1楽章 Adagio - Allegro spiritoso チェロが主導するアダージョの序奏から式典風のティンパニが活躍するアレグロになります。
第2楽章 Adagio cantabile カンタービレという指定のとおりゆったりとしたメロディーが歌われますが、突然激烈な短調が入り込みます。
第3楽章 Menuetto: Allegretto こちらも式典風のメヌエットですが、トリオが全員参加型でリズムもおもしろい音楽になっています。
第4楽章 Presto 急げ急げの楽章ですが、モダンな音型が入り込んだりします。

トーマス・ヘンゲルブロック(Thomas Hengelbrock)さん指揮NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団(NDR Elbphilharmonie Orchester)の演奏です。

以下プレイリストです。
トーマス・フェイ(Thomas Fey)さん指揮ハイデルベルク交響楽団(Heidelberg Symphoniker)の演奏
ルネ・ヤーコプス(René Jacobs)さん指揮フライブルク・バロック管弦楽団(Freiburger Barockorchester)の演奏です。

(by R)

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