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本日の一曲 vol.84 リトル・リチャード のっぽのサリー (Little Richard: Long Tall Sally, 1956. cf. The Beatles)

ビートルズのカバー曲の最終回で、今回は落ち葉拾いです。


Long Tall Sally

「のっぽのサリー」はリトル・リチャード(Little Richard)さんが1956年にリリースした曲です。作詞作曲者は、エノトリス・ジョンソン(Enotris Johnson)という人です。

英語版wikipediaによると、まだ少女だったエノトリスさんがおばさんの治療費を稼ぐためにこの曲を作り、これをハニー・チリというディスクジョッキーのところへ持っていき、ハニーさんがエノトリスさんをリトル・リチャードさんのプロデューサーだったロバート・ブラックウェルさんに紹介し、ロバートさんがリトル・リチャードさんに持っていったら、曲の中にリチャードさんの気に入ったフレーズがあり、レコーディングをすることになった、ということだそうです。

エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley)さんもカバーしました。

ビートルズ・バージョンは、まず1964年に4曲入り(Long Tall Sally / I Call Your Name / Slow Down / Matchbox)EPというレコードでリリースされ、日本では1965年に日本独自シングルと「アイ・フィール・ファイン」入替えEPもリリースされました。

Bad Boy

前回ご紹介した「ディジー・ミズ・リジー」と同じくラリー・ウィリアムズさんの曲です。1958年にシングル盤としてリリースされましたが、あまり売れなかったようです。

ビートルズ・バージョンは、まずアメリカ盤の「Beatles IV」に収録され、その後、イギリス盤の「A Collection Of Beatles Oldies」(日本盤は「オールディーズ」)に収録されました。

Slowdown

こちらもラリー・ウィリアムズさんの曲です。「ディジー・ミズ・リジー」のB面曲でした。

来年、ポール・ウェラーさんが来日するということで、来日記念にザ・ジャム時代のスローダウンを。

Matchbox

「マッチボックス」はカール・パーキンスさんの1957年の曲で、「ユア・トゥルー・ラブ」のB面曲でした。

レコーディング現場に来ていたカールさんのお父さんが「マッチ・ボックス・ブルース」をやったらどうかと提案したものの、さわりしか覚えていなかったところ、そのときにスタジオにいたジェリー・リー・ルイス(Jerry Lee Lewis)さんがピアノでリフを弾き始め、これにカールさんがギターと歌を合わせて曲が出来上がった、ということだそうです(日本語版ウィキペディア)。

Past Masters vols. 1&2

やっぱりビートルズが聴きたくなったらこちらへどうぞ。

(by R)

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