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本日の一曲 20世紀第4四半期の音楽

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連載「本日の一曲」のうち、1976年~2000年の音楽をまとめました。
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#ジャパン

本日の一曲 vol.244 シカゴ 愛ある別れ (Chicago: If You Leave Me Now, 1976)

先日、ジャパンを紹介しました。 ふとバンド名が気になりまして、「Japan」という言葉は日本人が英語として聞くのでバンド名としても、ありかな、と思います。イギリスの人である彼らにしても、「異国の地」という意味合いもあったでしょうし、言葉自体、エキゾチックな意味があるのでしょう。しかし、例えば日本人の日本語のバンド名として「日本」はなかなか、ないかな、と思いました。 ところが、英語を話すアメリカには、「America」というバンドがあります。アメリカ人の英語のバンド名として

本日の一曲 vol.236 ジャパン ヴィジョンズ・オブ・チャイナ (Japan: Visions Of China, 1981)

先日、ジャパンのオール・トゥモローズ・パーティーズをご紹介しました。 クワイエット・ライフの成功後、バンドはどちらかというと、デヴィッド・シルヴィアンさんのワンマンの色を強めていきます。続く「孤独な影(Gentlemen Take Polaroids, 1980)」では、デヴィッドさんが坂本龍一さんとコラボした「テイキング・アイランズ・イン・アフリカ(Taking Islands In Africa)」が収録されていますが、ミック・カーンさんやスティーヴ・ジャンセンさんは、

本日の一曲 vol.234 ジャパン オール・トゥモローズ・パーティ (Japan: All Tomorrow's Parties, 1978)

ジャパンは、デヴィッド・シルヴィアン(David Sylvian)さん、スティーヴ・ジャンセン(Steve Jansen、デヴィッドさんの弟)さん、ミック・カーン(Mick Kahn)さんの3人を中心に結成されたイギリス・ロンドンのバンドで、1978年にファースト・アルバム「果てしなき反抗(Adolescent Sex)」をリリースしてデビューしました。 ジャパンは、最初に日本で人気に火がついたいわゆる「ビッグ・イン・ジャパン」のバンドでした。当時の熱狂については、note