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2024年4月の記事一覧
本日の一曲 vol.265 バウ・ワウ・ワウ アイ・ウォント・キャンディ (Bow Wow Wow: I Want Candy, 1982)
バウ・ワウ・ワウは、セックス・ピストルズの仕掛人マルコム・マクラーレン(Malcolm McLaren)がマネージャーをしていたアダム&ジ・アンツ(Adam and the Ants)からリーダーのアダム・アント(Adam Ant)以外のメンバー、マシュー・アッシュマン(Matthew Ashman, Guitar)、デイヴィッド・バルバロッサ(David Barbarossa, Drums)、リー・ゴーマン(Leigh Gorman, Bass)を引き抜き、当時13歳のアナ
本日の一曲 vol.263 トッド・ラングレン 愛することの動詞 (Todd Rundgren: The Verb "To Love", 1976)
トッド・ラングレンの1976年にリリースされたアルバム「誓いの明日(Faithful)」に収録された曲です。このアルバムはリリース当時はもちろんビニール盤でしたが、A面にはヤードバーズの「幻の10年」、ビーチボーイズの「グッド・ヴァイブレーション」、ビートルズの「レイン」「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」、ボブ・ディランの「我が道を行く」、ジミ・ヘンドリックスの「イフ・シックス・ワズ・ナイン」の6曲が完全コピーで再現されて収録され、B面はオリジナル曲6曲が収録されて
本日の一曲 vol.260 ファンカデリック エレクトリック・スパンキング・オブ・ウォー・ベイビーズ (Funkadelic: The Electric Spanking Of War Babies, 1981)
ファンカデリックは、ジョージ・クリントン(George Clinton, 1941-)さんがリーダーを務めるバンドで、同じくパーラメント(Parliament)と並んで、「Pファンク軍団(P-Funk Collective)」と言われていました。2つのバンドが並行して存在していた理由は、レコード会社との契約関係でもめたから、ということだったようです。 源流は、1950年代後半に結成されたドゥーワップのヴォーカル・グループ「ザ・パーラメンツ(The Parliaments)」
本日の一曲 vol.258 パット・メセニー・グループ クリス (Pat Metheny Group: Chris, 1985)
パット・メセニー・グループは、1954年生まれのアメリカのギタリスト、パット・メセニー(Pat Metheny)さんのグループです。 本日ご紹介する「クリス」は、1985年公開、ジョン・シュレンジャー(John Schlesinger)さん監督の映画「コードネームはファルコン(The Falcon and the Snowman)」で使用された曲です。 この映画は、ソ連のスパイとなってしまったアメリカ人青年のお話です。パット・メセニーさんは、この映画のサウンドトラックとし
本日の一曲 vol.252 ラリー・カールトン ルーム335 (Larry Cartlton: Room 335, 1978)
先日、リー・リトナー(Lee Ritenour)さんを紹介しました。 1970年代、フュージョンのギタリストとして活躍したのは、リー・リトナーさんと本日ご紹介するラリー・カールトンさんでした。 ラリーさんは、1948年3月2日に生まれたアメリカ・カリフォルニア州トーランス出身のギタリストであり、1968年にジャズ・ギターのアルバム「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・マイ・フレンズ(With A Little Help My Friends)」をリリースしてデビューし、1971年
本日の一曲 vol.251 トーキング・ヘッズ テイク・ミー・トゥ・ザ・リバー (Talking Heads: Take Me To The River, 1978)
本日ご紹介する「テイク・ミー・トゥ・ザ・リバー」はアル・グリーン(Al Green)さんの曲です。この曲は、1974年リリースのアルバム「シャ・ラ・ラ(Al Green Explores Your Mind)」に収録された曲ですが、アル・グリーンさんのシングル曲としてリリースされたわけではなく、このアルバムからシングル曲としてリリースされたのは、邦題となっている「シャ・ラ・ラ(Sha-La-La (Make Me Happy))」でした。 レコード会社も、「テイク・ミー〜」
本日の一曲 vol.248 リー・リトナー シュガーローフ・エキスプレス (Lee Ritenour: Sugarloaf Express, 1978)
1970年代後半あたりのギター小僧にとっては憧れのギタリスト、リー・リトナーさんの「シュガーローフ・エキスプレス」です。この曲は、1978年にリリースされた「キャプテンズ・ジャーニー(The Captain's Journey)」に収録された曲で、当時、FMラジオのテーマ曲でも使われていました。楽曲としても山あり谷ありの構成になっていて、ギター弾きではなくても、楽しめる曲になっていると思います。 この曲にまつわるブログなどを検索するといくつか最近の記事が出てきますので、根強
本日の一曲 vol.239 ウォーカー 弦楽合奏のための抒情詩 (George Walker: Lyrics For Strings, 1990)
ジョージ・ウォーカーさんは、1922年6月27日、アメリカのワシントンDCで生まれたアフリカ系アメリカ人の作曲家、ピアニストです。カーティス音楽院でルドルフ・ゼルキン(Rudolf Serkin)さん、ミェチスワフ・ホルショフスキー(Mieczysław Horszowski)さん、グレゴール・ピアティゴルスキー、ウィリアム・プリムローズさんなどに学び、1945年、同音楽院最初の黒人学生の卒業生になりました。同年、ニューヨークでデビューリサイタルを開き、フィラデルフィア管弦楽
本日の一曲 vol.236 ジャパン ヴィジョンズ・オブ・チャイナ (Japan: Visions Of China, 1981)
先日、ジャパンのオール・トゥモローズ・パーティーズをご紹介しました。 クワイエット・ライフの成功後、バンドはどちらかというと、デヴィッド・シルヴィアンさんのワンマンの色を強めていきます。続く「孤独な影(Gentlemen Take Polaroids, 1980)」では、デヴィッドさんが坂本龍一さんとコラボした「テイキング・アイランズ・イン・アフリカ(Taking Islands In Africa)」が収録されていますが、ミック・カーンさんやスティーヴ・ジャンセンさんは、