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本日の一曲 20世紀前半のクラシック音楽

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連載「本日の一曲」のうち、1901年~1950年のクラシック音楽をまとめました。
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#ラフマニノフ

本日の一曲 vol.168 ラフマニノフ 交響的舞曲 (Sergei Rachmaninov: Symphonic Dance, Op.45, 1940. by Kirill Petrenko & BPO)

セルゲイ・ラフマニノフさんの交響的舞曲は、ラフマニノフさんの「白鳥の歌」であり、当時移住していたアメリカの指揮者ユージン・オーマンディ(Eugene Ormandy)さんとフィラデルフィア管弦楽団に献呈されました。全編アメリカで作曲された唯一の曲だと言われています。 ラフマニノフさんの曲としては、唯一、アルト・サックスが使用された曲であり、また、ピアノも使用されています。 この動画は、第1楽章の一部だけですが、最近、交響曲第2番Op.27、交響詩「死の島」Op.29ととも

本日の一曲 vol.13 ラフマニノフ 交響曲第2番第3楽章(ピアノ協奏曲第5番?) (Rachmaninov; Symphony No.2 3rd mvt, 1907 cf. Piano Concerto No.5?)

本日ご紹介するラフマニノフといえば長身の名ピアニストであると同時に甘美なメロディーを紡ぐ作曲家として有名です。ラフマニノフの甘美なメロディーの代表曲といえば、まずピアノ協奏曲第2番ハ短調があり、そして今回の交響曲第2番ホ短調があげられるでしょう。 特に交響曲第2番の第3楽章は有名であり、演奏会の演目になかなか載らないのは残念ですが、あちらこちらで引用されています。特にクラシック曲を歌い上げる平原綾香さんが取り上げているのはご存知かと思います。 今回はアントニオ・パッパーノ